先日にアヒージョなるものを初めて食べてみました。ピーピーピーヨコちゃんはアヒルダジョ～ではありません。アヒージョです。これまで耳にしたことはあっても食べる機会はなく、いずれは巡り合うだろうと思っていたわけですが、たまたま訪れた洋食店の献立に載っていたのであります。
ゴールデンウィーク中に泊まりに来てくれた友人。竜泉寺の湯だけは外せないと言うので、あの日は午前中から夕方まで、温泉やら岩盤浴やら昼寝やらで、どっぷりと身体の疲れを取ることになったわけです。その後、夕食はどこかで食べていきましょうとなり、立ち寄ったのがこのお店でした。
そこで初めて巡り合ったアヒージョ。おぉ！これだ。メニューには、たしか「ソフトシェルクラブと県内産キノコのアヒージョ」と書いてあったような気がしますが、とにかくアヒージョであれば何でもよし。頼みましょうよ～アヒージョ。いいねぇ～。満場一致でアヒージョ案は可決されたのです。
美味しいではありませんか！初アヒージョ。何が美味しいって、具材の香りと旨味が移ったオリーブオイルが抜群に美味しいのです。なるほど、そういうことですか。中華料理などでも油に香りと旨味を移す手法はよく用いられ、イタリア料理でもニンニクとオリーブオイルはお馴染みです。このアヒージョもオリーブオイルとニンニクで煮込む料理だそうですが、ソフトシェルクラブの出汁が抜群。
加えてキノコの風味も程よく感じられ、この組み合わせはアヒージョの具材としては鉄板ではないかと思うほど。個人的には具材よりもバゲットにつけていただくオイルの美味しさにハマってしまい、付け合せのバゲットだけではまったく足りず、おかわりバゲットざんまいになってしまいました。
欲を言えば、カニの風味がもっと欲しいと感じたのも事実。これはソフトシェルクラブの限界なのかもしれません。代表的な具材としてはエビやマッシュルームなどを入れるらしいアヒージョですが、あえて最初にエビの殻で出汁を取るのも良さそうです。是非ともまた食べたい一品となりました。
結局のところ、友人からご馳走になってしまった美味しい夕食。帰宅するとカミさんがキッチンからゴソゴソと何やら取り出しました。あ、これほら。あ！アヒージョ！なんで？なんでこれがあるの？
取り調べによると、身に覚えがないとの供述。出ました出ました。どーせ期限切れなんでしょ～よ。
