すき家のやきそば牛丼

相変わらず三つ巴の戦いを見せている牛丼戦争。30年以上も前から仙台には「吉野家」だけが進出していたせいか、未だに牛丼=吉野家という図式が拭い去れず、実際に私は牛丼の美味しさを吉野家から教わったと感じています。そのようなことから、気持ちの中では吉野家の肩を持ちたいわけですが、現在の価格では吉野家の並盛りは380円。すき家だと並盛りに3点セットまでが付く価格。

280円の並盛りに、みそ汁とたまご、さらにおしんこも付けて380円となると、これはすき家を選ばざるを得ません。ということで、最近では牛丼=すき家に足を運ぶことが多いわけですが、なんと吉野家が今月の中旬以降に並盛りを280円に値下げすると発表。またも分からなくなってきました。

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昨日の午後、いつものように半田屋へ向かおうとしたのですが、久しぶりにすき家へ行ってみようと寸前に心変わり。考えてみれば私は「屋」か「家」が付く食堂が好きなようです。クルマを停めてお店へ向かうと、店頭には新商品のノボリが。あ!そうそう!あれか!んん?もうやってんの?

事前の告知で知らされていた「やきそば牛丼」。カウンターへ座ると、目の前にも専用のPOPが。これ、もうやっているんですか?冷たい麦茶を運んできてくださったお店のお姉さんにそうお聞きすると、はい!今日からです!是非お試しください ♪と。そうですか。それでは試してみましょう。

牛丼チェーン各社では、牛丼以外の献立の開発にとても熱心です。もちろん客単価及び売上げのアップを狙うものでしょうが、牛丼単体の価格がここまで下がるとそれも致し方なさそうです。個人的には牛丼を食べに足を運ぶわけで、それ以外に手を出すことはしませんが、今回は興味津々です。

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その名も「やきそば牛丼」。やきそばが乗った牛丼。そのまんまやないかい!トレイの上には小袋の青のりとやきそばソースが添えられます。お好みで、ソースを掛けてお召し上がりください ♪

お姉さんはそうアドバイスしますが、初めてなのでお好みも何も分かりません。例えば、初めてのラーメンを食べる時に味見もせずに胡椒を振りかけることはしませんが、今回は先に掛けましょう。

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見た目はソースやきそばと牛丼のコラボですが、実際に食べると、まったくその通りです。この日は午後の2時を回っていた空腹具合ということもあり、最後まで一気に美味しくいただきましたが、食べ終えてから振り返ってみれば、ソースを掛け過ぎたかもしれないと反省。ソース味の牛丼です。

ソースを掛けないで食べるのも有りかもしれませんが、となれば、やきそばの存在感が薄れてくるのでしょう。以前に「そばめし」なる食べ物が流行ったことを思い出しますが、牛丼主体の「やきそば牛丼」よりも、やきそばを主役として牛丼を混ぜ込んだ「牛丼やきそば」の方が美味しそうです。

いずれにしても、すき家の果敢な挑戦に敬意を払い、ふくらんだお腹を撫でながらお店を後にしたわけです。期間限定だという「やきそば牛丼」は並盛りで390円。通常の牛丼であれば3点セットにしても10円安く食べられます。やはり私は、七味と紅ショウガが似合うオリジナルの牛丼が、好きや。