リーズナブルな中華か、大盛り系トンカツ。さあどっち?うわぁ・・どっちもいいなぁ。
久々に友人との昼食。彼は私に選択権を与えてくれました。ちなみに、リーズナブルな中華ってのはどこですか?あそこですよ、ほら、東仙台のケーズデンキのとこ。ふむふむ。大盛り系トンカツは?それは、鹿の又交差点から南に少し走ったあたり。なるほど。ではここから近い東仙台の中華で!
ということで向かった先は、数年前に仙台市ガス局の近くに出来たショッピングセンター。最近ではベトナムでもご活躍の大和ハウスが手掛けた大規模商業施設で、正式には「フォレオせんだい宮の杜」というのだそうです。そう言われてもまるで分かりませんが、「JT工場跡地」なら分かります。
友人が案内してくれたのは、ヨークベニマルとカワチ薬品の間に連なる小規模店舗の区画。えぇ!ここにこんなお店群があったんですね~。実はケーズデンキ以外にここへ立ち寄ったことがなかった私には新たな発見。幹線道路から見えない区画に、このような様々なお店があったわけですね。
そして目的のお店は「中華料理 酔拳」。この「酔拳(すいけん)」という店名に、友人も最初はお店に入るまで相当の勇気が必要だったそうです。ところがどっこい、意外や意外。これがリーズナブルでなかなか美味しいということで私を連れて来てくれたわけです。ではさっそくランチメニューを。
11時から15時まで提供されるというランチメニューは、全5品すべてが500円と600円。正直なところ最初は大丈夫なのかと思いましたが、恐る恐る私は600円の「酢豚定食」、友人は500円の「ニラレバ定食」を注文。ところが、やがて目の前に運ばれたそれぞれの定食は、実に目を見張る出来栄えです。そしてさっそくひと口、ふた口。むむむ?なんのなんの、まったくもってだいじょーぶ。それどころか、最近ではまれに見るコストパフォーマンスです。これが600円で?それが500円?
歯応えのある厚めの衣でカリッと揚げられた熱々の豚肉と、それに上手くまとわりつく量の甘酢タレ。友人のニラレバもかなりの大盛りで、ご飯がすすむ絶妙な味加減なのです。それぞれが十分に美味しく、ランチタイムとは言えこの価格でこれがいただけるとは驚きです。案の定、12時過ぎにはすぐに満席。接客のやり取りを見ているとやはり常連さんが多いのは、十分に納得できる事実です。
ホールのスタッフから厨房へのオーダーなどで、たまに聞こえてくる中国語。すべての日本人が日本料理を作れないのと同様に、店内で中国語が飛び交う中華料理店が必ずしも美味しいとは限りませんが、少なくともこちらのお店は価格以上の満足感を得られそうです。次は是非ニラレバ定食を。