とんかつ杉

大崎八幡宮で手に入れたお守りを義母のところへ届けに行った本日の夕方。当人が開口一番こう言いました。なにか美味しいものでも食べに行っか?おそらくずっと家にこもっていたせいで、正月の食事にも飽きていたのでしょう。のぞむところであります。そう言えば、新年になってからの外食はまだ未体験。はたして今年の食べ初めはどんなご馳走になるのでしょうか。

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行き先は意外にも満場一致ですんなりと決まりました。義母宅から比較的近くて美味しいところ。それは「とんかつ杉」です。一部からは「とんかつ庄内」との案も出されましたが、近さとお得さと久しぶりさで「杉」が勝ったということです。それにしても、本当に久しぶりです。

今思えば、なぜ「とんかつ」ばかりが候補に挙がっていたのかは不明。おそらく豆やかまぼこばかりを食べていたせいで、カラダが醤油以外の味と少しの脂分を求めていたのかもしれません。何はさておき「とんかつ杉」。今や近隣だけではなく、仙台を代表する人気店です。

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もしかしたら、新店舗になってからは初めてかもしれません。若林区に住んでいた頃はたまにお邪魔していたのですが、ここ10年ぐらいはまったく。やはり「近い」というのは利用させていただく上で大きな要素なのでしょう。いただいたのは840円の「とんかつ定食」。以前に比べて100円前後は上がったでしょうか。それでも今や他店よりもリーズナブルなのです。

そして、さっそく食べ初め開始!もう美味しくないわけがありません。最近では、夜に「とんかつ定食」を千円以下で用意するお店自体が少なくなったように思いますが、ここ「とんかつ杉」ではこのボリュームで840円。まさにあっぱれ。これが店主の良心と言えそうです。心配された食後の胸焼けもまったく無し。やはり私たちには開店直後の一番油に限ります。

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私たちはたまたま17時の開店と同時に入ることが出来たのですが、17時10分には1階が満席で、17時30分には2階も満席。多くの皆さんが同じように正月料理に飽きてきた頃なのかもしれませんが、それにしても相変わらずの人気店ぶり。若林区志波町の「とんかつ杉」。

そう言えば、以前は左側が精肉店で右側がとんかつ店だったはずで、たしか店内には大きな魚拓が誇らしげに飾ってありました。近くにはヨークベニマルやパイナップルステーション。以前と変わらぬ風景のなかで、以前と変わらぬ美味しいとんかつ。とてもほっとするのでした。