すき家の提案 牛丼中盛

熾烈な牛丼戦争のなかでは、一歩も二歩もリードしているかのように見える「すき家」。その「すき家」からこのところ提案されていたのが、牛丼の「中盛」です。牛丼のみならず、バラエティに富んだ様々なメニューが適時用意される「すき家」のなかで、今回は看板メニューとも言える牛丼のバリエーション追加。気になっていた私はその提案を受け入れてみることにしました。

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「お肉は並の6割増し!」で「ごはんは並より少なめ!」というビックリマーク付きの提案ですが、最近はあまり量を食べない私にとって実に興味あるものでした。これまでも「並」以上は食べた経験がなく、たまにいただく「ミニ」でさえも十分に満足できる量だったのであります。

並よりも少ないごはん。おそらく、これが私にはちょうど良い量なのだろうと思ったわけですが、はたして肉を6割増しにする必要があるのかどうかも興味深いところでした。そして目の前に運ばれてきた牛丼中盛。ん?上から見る分には「並」と変わらないように見えます。

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どれどれ。少しお行儀が悪いのですが、肉の部分を掘削してみることに。ギュイ~ン。おぉ?まだ肉です。ごはんにたどり着くまで、牛肉の堆積層が立ちはだかっているようです。おっと、やっとごはんが見えます。いっそのこと、掘削した肉だけを片側に集めてみることに。

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ごはんの表面部から、約5センチにわたる肉の壁が出来上がりました・・って、周りから見ればまったく不可解な作業に取り掛かっている変わったオヤジを演じてしまったわけですが、つまり、肉はかなり多いようです。なるほど、これなら強く提案するだけのことはありそうです。

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作業はそこそこに、さっそくいただいたわけですが、まるで牛肉の風呂にでも飛び込んだようになかなかゴージャスな雰囲気を味わえる一方で、少し困ったことも起こり始めました。

完食を目指す配分で肉とごはんを口に運ぶと、明らかに口の中がしょっぱいのです。そこで、口の中をちょうど良い加減に調整すると、今度は明らかに肉が残りそうなのです。こまりますた。

結局のところ、傍らでスタンバっていた生卵を途中から投入して事なきを得たわけで、最後まで肉に囲まれたゴージャスな食事を満喫することが出来たのです。めでたしめでたし。ですが、できれば私は「お肉は並の3割増し!」で「価格は330円!」を逆提案させていただく次第であります。