３年ほど前に、「懐かしのマッチ」というカテゴリーを以前のブログで用意させていただいたことがありました。父が長年にわたって収集した懐かしい昭和のマッチをご紹介したもので、何度か更新させていただいた後、そのブログの終了とともにカテゴリーの役割も終えたのです。
しかし、実のところ私としては消化不良でした。いつかまたその作業を再開し、なんとかデジタルデータに残しておきたいと思っていたのですが、その量たるや半端ではありません。おそらく画像点数も相当なものになることは間違いなく、いずれは専用のホームページに容量を確保してから着手しようと思っていたのであります。いずれは・・。しかし、いつになるやら。
先日に所用があって実家へ立ち寄った時のこと。そうそう、以前に借りたあのマッチを、また貸してもらえないだろうか。父にそうお願いしてみると、あぁ、また持っていけばいい。そう言いながら、タンスからいくつかの箱を取り出しました。それらの箱には「仙台」や「県内」、「県外」や「海外」など、きちんと仕分けされたらしい記載があります。あらら？あの後に整理したの？
３年前に初めて見せてもらった時に私があまりにも絶賛するものだから、おそらく父は気を良くして自分なりの整理整頓を始めたのでしょう。これまたスゴい。今回は少し長丁場になるかもしれないけれど、お借りしていきますよ。そう言って実家から持ち帰ったマッチ第一弾。
そして今日になってゆっくり開けてみると、以前には目にしていないマッチも多数含まれています。あれ～？もしかしたら、この中には私が集めたマッチも少し入っているようです。どう考えても父が行ったとは思えないお店の数々。おそらく私が実家にそのまま放り出してきたマッチも、父がしっかり保管しておいたのかもしれません。その代表的なマッチの一部を。
今回はすべて私自身が実際に足を運び、記憶の奥底に残るお店ばかりです。一つ一つのお店の思い出を語り始めると明日になりそうなのでやめておきますが、「モダンタイムス」の実に凝ったマッチ、そしてロック喫茶「ピーターパン」や、同経営のスパゲティ「タイム」には思わず声を出してしまいました。また、「邪宗門」や「オールドフィッシャーマン」も何十年ぶりの再会でしょうか。さらには「クリーンリビング」のマッチも現存していたとは。
このブログでは、この「昭和回想館」のカテゴリーで少しずつご紹介させていただき、いずれはどこかのデジタル倉庫にすべてのマッチを画像データで保管したいと考えています。気の遠くなるような作業ですが、マッチを収集した父から勝手に継承したものと理解し、親子二代でその趣味を完結させるのも悪くなさそうです。次回には、撮り方も少し工夫してみなければなりません。
