村田町の蕎麦と珈琲

仙台管区気象台の発表によりますと、「宮城県地方は、梅雨入りしていなかった・・かもしれないとみられる・・・かも!」というのはもちろんウソですが、まるで初夏に戻ったようなここ数日間の天気。陽の光と青空が実に気持ち良く、しかも最高気温は23度前後といった心地良さ。農作物の成長には梅雨も必要なのでしょうが、生活するには過ごしやすい気候です。

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どうやら先週の父の日に贈ったデジタルフォトフレームに不具合が発生。時刻表示がまったく進まないのだとか。写真は綺麗に表示されるし、時計は他にもあるからこのままでいいよと父は言うのですが、何となく釈然としません。メーカーのサポートに電話をして対処方法を確認してみたところ、やはり初期不良のもよう。今回はヨドバシで購入したことで助かりました。

ネットで買っていたらならば面倒なことになっていたはずですが、ヨドバシに電話すると二つ返事で交換させていただきますと。先日に実家へ行って初期不良を私も確認し、その足でヨドバシで新品に交換。そしてそれをまた実家へ届けに行ったのが昨日。行ったり来たりですが、この際に以前から寄りたかったお店をハシゴすることにしたのです。それが、蕎麦と珈琲。

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「田舎の蕎麦処 千寿庵」。以前のブログでも記事にしたことがある村田町の山中にある蕎麦処で、このところの天気で思い浮かんだのがこちらに用意される軒下の特等席。あえて時間をずらして14時頃にお邪魔したところ、ピークが過ぎたらしいお店は程良い静けさに包まれていました。風が少し冷たいですがこちらで大丈夫ですか?私を気遣ういつものお姉さん。

ええ、もちろん大丈夫ですとも。この席こそが、私にとっての特等席。昔そのままの田舎屋敷の軒下で、昔によく遊んだような庭をぼーっと眺めながらいただく「そば千寿」は800円也。3品の小鉢もいただきながら無心で手繰るこのひととき。時間が止まっているかのようです。

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そして食後には、もちろんコーヒーの時間です。お邪魔したのは村田町の中心部にお店を構える「cafe 蔵人(くろうど)」。2年前の3月にオープンされたというこちらは、道路に面したご自宅の「蔵」を改造されたという喫茶店、いやカフェ。これまでなかなか立ち寄る機会が無かったのですが、このところの陽気にも誘われて、つい勢いがついてしまったのかもしれません。

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カカオ70%のプチチョコレートが添えられたコーヒーは、サイフォンで丁寧に淹れられた一杯。

そば猪口だという陶器で出されるスタイルと、歴史的建造物でもある蔵の中で味わうこの飲み物は、「コーヒー」というよりも「珈琲」と表現したくなるのが自然です。ヒノキで造られているという立派なハリは、まさに蔵を支える屋台骨。そして、60年近く動き続けているという振り子時計。

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先ほどの「千寿庵」でも時間が止まっているような錯覚に陥りましたが、それに輪をかけて時間の感覚が麻痺しそうな心地良さです。30分ほどの予定でお邪魔した「cafe 蔵人」。味わい深い珈琲は一杯が300円から350円で、おかわり分はなんと150円で提供されます。

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蔵の話しや町の話し。ステレオの話しやレコードの話し。マスターから興味深いお話しを伺うことができたおかげで、30分で立ち去ることなどできるはずもなく、あっという間の1時間を心地よく過ごさせていただきました。村田町の蕎麦と珈琲。とっておきの昭和風コースかもしれません。