先日のお昼過ぎに、いつもの食堂へ立ち寄った時のこと。今日も天ぷらそば&ミニカレーだなぁと考えながら注文口へ進むと、A4の用紙に黒のインクで印刷された文字だけのシンプルな献立が張り出されていました。「カレーそば・うどん」。おっと。新入りメニューです。
むむ・・。天ぷらそば&ミニカレーを頭に描いていた私は、この献立を目にしたとたんに迷い始めました。なんとなく似ていますし、同じカテゴリーの料理とも言えそうだからです。うわぁ・・どうするよ?自分。いよいよ私が注文する番です。・・カ、カレーうどんをお願いします!
考えてみれば、この食堂でこれまで「カレーそば・うどん」がメニューに無かったことが不思議です。カレーライスが用意されており、もちろんそばやうどんも出すお店。にも関わらず、おそらく今回が初めの登場となる「カレーそば・うどん」。それにしても、なぜカレーそばではなくカレーうどんにしたのでしょう。単に、語呂が良さそうだったからでしょうか。わかりません。
我が家では、カレーの翌日にはほぼカレーうどんになるわけですが、外食でこれを食べる機会はほとんどありません。ましてや、ワイシャツとネクタイの格好でこれを食べた場合には、9割の確率で3滴ほどの汁を飛ばすに決まっています。その危険性を減らすには、麺の重量が比較的軽いカレーそばを選べば良いのですが、よりによって重量級のカレーうどんとは。
そんなことを考えながら、まるでお嬢様のように上品な振舞いでさっそく食べ始めたカレーうどん。箸で一度捕まえた相手は絶対に落とすことなく、また端切れがプルンプルンと踊り出すことのないように、慎重にゆっくりと口の中にすすり込むのです。お!これは美味しい!
もともとここの家庭的なカレーライスは個人的に好みだったわけですから、これも美味しくないわけがありません。いつものそば汁に、いつものカレーが加えられているだけなのですが、このいつものカレーが、ニンジンやジャガイモ、玉ねぎや豚肉など具だくさん。なかなか豪勢です。
みんなのシャショク、大衆食堂 半田屋で今回初めていただいたカレーうどんは260円。実にありがたい価格設定なのですが、かけそば・うどんが105円、天ぷらそば・うどんが200円であることを考えると、そば・うどんコーナーでは最高額の一品と言えるのであります。
それにしても、決して260円とは思えないパフォーマンスと美味しさ。しばらくはこれにハマりそうな予感ですが、めしのミニを追加して「カレーうどんライス」的な雰囲気を楽しんでみるのも良いかもしれません。次回はかなりお腹を減らして、是非ともチャレンジしてみましょうか。