半田屋の流儀

私たち外回りチームのシャショクである大衆食堂 半田屋。「迷ったら半田屋」というのが我が家の家訓で、今でも週に1~2度は迷っているのであります。相変わらずカレーライスと豚汁、もしくはミニカレーと天ぷらそば。そればかりを食べていると思われがちですが、まったくその通りです。しかし、今回ばかりは違いました。同じものばかり食べていてはイカンと。

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昔はこのパターンにハマっていたことを思い出し、今回は定食風に仕上げてみることにしたのです。しかも久々にアレを味わってみたい。ということで、自ら選んでトレイに乗せた品々。

40円のイカの塩辛、同じく40円の生卵、80円の菜の花のおひたし、70円のめし(ミニ)、110円の豚汁。本来はこれで十分なのですが、つい目がくらんで125円のマーボー茄子にも手を出してしまいました。この一品が予算を底上げし、お会計は465円。

ずいぶん前のことですが、風邪気味で食欲は無いけれど、クスリを飲むために何かを食べないといけなかった時。確か、塩辛に生卵、めし(ミニ)に60円のみそ汁で、お会計が210円ということがありました。しかし、それは客側の自由で、お店側もイヤな顔一つしません。それが「半田屋の流儀」であり、予算が少ない時はもちろん、食欲が無い時にもここは重宝します。

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さて、目がくらんで手を出してしまったマーボー茄子が意外にも美味しく、想定外にご飯がすすんでしまいそうです。イケナイイケナイ。今回は久しぶりにアレを味わいたかったのです。

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ご飯の量を調整しながら先にマーボー茄子をやっつけて、いよいよ本日のメインディッシュを登場させましょう。名付けて「イカの塩辛のせ卵かけご飯」。以前はよく食べていたこの一品。これが実に美味しいのです。騙されたと思って試してみてください。騙されますから。

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半田屋の店頭に置かれた飲料の自動販売機を眺めていて、こんなやり取りが浮かびました。

なんだや伊藤園さん。こごさ自販機置ぐがら、ぜんぶ100円にしてけだらいっちゃ。

え?社長!ぜんぶ100円っすか?マジっすか?

んだっちゃだれ~。おらいのメニュー知ってっぺ?こごが120円ではダメだっちゃ~。

わ、わかりました。上の者と相談してみます・・。

ちゃっちゃどな、たのむど!

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というハナシがあったかどうかは知りませんが、130円の500mlボトルを除いてすべて100円に設定された飲料類。このような何気ないところにも、「半田屋の流儀」を感じてしまうのです。