クレイジーシャツ ハワイ

国民大移動とも言えるお盆の時期も終わり、いよいよ明日からはまた仕事に戻るという皆さんが多いのかもしれません。一方で、お盆の時期こそ稼ぎどきという方々は、やっと一段落で一休み。しかし、まだまだ学校も夏休み期間中で、地域のイベントや花火大会なども控えている状況。そして屋外は相変わらずの亜熱帯となれば、完全な仕事モードへと切り替えられないのが正直なところです。

埼玉に住む同級生がお土産を持参して会いに来てくれたり、東京に住むカミさんの友人が息子を連れて突然泊りに来たりと、お互いの実家への墓参りも含めて我が家では例年と大きく変わらないお盆を過ごしていたわけですが、この時期はいわゆる普段着を多用する毎日。義母のリクエストもあり、ついでに気の利いたTシャツでも買いに行こうかと先日の午後にユニクロへ繰り出したのであります。

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今や千円以下でTシャツが買える時代。速乾性だという無地モノや、色とりどりのデザインTシャツが、ところ狭しと整列して私に微笑みかけています。ねぇ、私を持ち帰ってよ。そう言われているような気がして、何枚かを手に取ります。ここ何年も、自らすすんで普段着を買いに行こうという気は起きないのですが、実際に商品を目の前にすると、欲しくなってしまうのが不思議で危険なのです。

ほいじゃ、コレとコレか?2枚ほどカゴに入れようとした手が、ふと止まりました。ちょと待てよ。Tシャツ?これ、Tシャツでしょ?Tシャツの在庫は、たくさんあるんでないかい?もう一人の自分が口を出してきます。いくら限定価格でお買い得とはいえ、アンタは着ていないTシャツを山ほど持っているはず。違うかい?・・・。御意。まったくその通り。だろ?帰ってから棚卸ししてみなさい。

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若かりし頃に買い集めたTシャツが、わさわさと出てきました。そのなかでも実に懐かしく、ユニクロよりもはるかに気の利いたTシャツと言えそうなのが「クレイジーシャツ」。20代の後半から30代の前半あたりまで、毎年のようにハワイへ行っていた時期がありました。今思えば景気の良い話しですが、時代もちょうどバブルだったわけです。そして必ず買って帰るのが数枚のクレイジーシャツ。

ハワイへ行き始めた頃は確か1枚20ドル前後だったはずですが、後には25ドルぐらいとなり、18ドルで買えるアウトレットでよく買っていたことを思い出します。今では少し地厚とも言える速乾性の無い綿100%。コーヒー染めなどの染め物も得意としていましたが、個人的には初期の頃のいわゆるシモフリが捨て難いところです。縫製も実にしっかりとしており、20年以上経った今もなお崩れていないのは驚くばかり。クレイジーシャツという名からは想像できないほど真面目で丈夫な作りです。

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クレイジーシャツ以外にも、バナナ・リパブリックやらギャップやらオールド・ネイビーやらパタゴニアやら、ハワイで手に入れたTシャツは数知れず。おそらく、私が生きている間に着るTシャツの在庫はすでに十分なのかもしれません。

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クレイジーシャツのマスコットとして有名な「クリバンキャット」。こうしたお茶目なキャラクターには、なぜか犬よりも猫の方が多いようで、私もたまにはお茶目なTシャツを着たいと思うのです。

しかし、これだけの在庫があっても、結局のところいつも着るのは10数年前にジャスコのセールで買った500円のTシャツ。私が写っている過去の写真を見ると例外なくその安いTシャツを着ている状況に、カミさんからはいつも呆れられているのです。要は、アンタはなんでもいいわけでしょ?御意。