無料高速道路初体験

先週の月曜日に区役所で無事に「被災証明書」をいただき、いつでも高速道路を無料で走れる準備だけは整っていたわけです。ところが、ふだんからほとんど高速道路を利用することが無い私は、おそらく初めて使うのは山形へさくらんぼ狩りに行く時だろうと思っていました。

少なくとも、宮城県内の移動はもっぱら下道だけ。途中の景色を眺めながら、あるいはコンビニに立ち寄りながら、たとえ時間がかかろうが約束の時間に間に合うように出発すれば良いだけです。よほど急いでいる時には高速に乗りますが、そのようなことはあまりありません。

ところが、よほど急ぐ事態が急に訪れました。今日の夕方近い16時半すぎに「17時半頃まで来れますか?」とお客様からのお言葉。行き先は「亘理町」です。う・・何とか頑張ります!おそらく、17時半は少し回ってしまうと思いますが・・。急いで高速へ飛び乗りました。

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こういう時こそ高速道路を使うべきで、たとえ有料だとしても今日は乗ることになったでしょう。「仙台宮城IC」を入ったのは16時48分。「仙台南IC」から仙台南部道路経由で仙台東部道路へと。雨降りのなか、ほんの少しだけアクセルを強めに踏み込んでしまうのであります。

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「亘理IC」へ到着したのは17時14分。やはり高速道路は早い。これでこそ利用価値があるというものです。ところが、ウワサでは聞いていた出口渋滞。ETCレーンはがら空きなのに、用意された2箇所の一般レーンに並ぶ車列。少しイライラするのです。

ここで約10分ほど想定外の時間を費やしてしまい、また国道6号線も少し混んでいたこともあり、結局はお客様のところへ到着したのが17時40分。ギリギリのところで何とかお許しいただいて事なきを得たのでありますが、今回は高速道路を使わなければ完全にアウトでした。

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高速道路無料化になってから初めての利用。通行券と免許証と被災証明書をセットで出す際には少しだけ緊張しましたが、料金所の係員は、まず免許証と被災証明書を目視で確認し、その後に通行券を機械へ通すのです。すると一旦料金が表示され、さらに機械のボタンを何箇所か押している様子。すると「別納」と表示され、被災証明書と免許証が返されます。

実際にこの一連の作業は待たされるという印象はなく、時間にしておそらく15秒ぐらいではないでしょうか。しかし、「ETC」に慣れた身としては時間がかかることには間違いありません。ただ、思い起こせば「ETC」が導入される前はこの作業に現金の受渡しも伴っていたのです。そう考えれば、高速道路無料化の影響で出口が渋滞しているとは言えないのかもしれません。

まるで「ETC」が導入される前の光景に戻ったような「仙台宮城IC」。時刻は19時40分頃ということもあり、おそらくピークが過ぎた時間帯なのでしょう。何とか無事に走り終えた初めての「無料高速」。明日は古川、明後日は福島と、今週は使わせていただく機会が増えそうです。