新車導入

先の大震災の影響で消費がかなり落ち込んでいると言われるなか、このたび新車を購入するという暴挙に出ました。私も含めて、おそらく収入が落ち込むであろう人たちは決して少なくなく、「必要なもの」は買うけれど「欲しいもの」は我慢するしかないというのが大方の見解であります。

宮城県知事なども、なんとか消費活動を起こして欲しいと私たちに訴えますが、無い袖は振れないのが実情。たとえ短い袖があったとしても、今は振るよりもタンスにしまっておきたいと思うのが普通の心境です。しかし、私のようなバカは違います。バカはそう簡単に治りません。

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あの日以来、一時期は在庫が無くなるほど自転車が爆発的に売れたと聞きます。それはそうです。なにせガソリンが手に入らなくなったり、公共交通機関が使えなくなったのです。自転車で多くの荷物を運ぶことは出来ませんが、自分を移動させるには歩くより楽で早いのです。

私もあれから久々に自転車を活用しました。2年ほど前にジャスコで1万円で購入したモノは大熊町から仙台へ避難してきている姪たちへ進呈し、その後はカミさんの会社から支援物資として送っていただいた折りたたみ自転車を使わせていただいていたわけですが・・。

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私の自宅付近は坂だらけ。もちろん上り坂と下り坂は同じ数だけ存在するわけですが、街から自宅へ戻る最後の1.5kmは「心臓破りの坂」と言っても良いぐらいです。本当に心臓が破れたら大変ですので、もちろん降りて押して帰るのが普通なのですが、電動自転車のお姉さんがスイスイと脇を追い越していくわけです。やはりこの街には電動自転車が必要?

いやいや、男子たるや電気に頼ってはいけません。そもそも停電になれば充電も出来ませんし、車重が20kg以上と重すぎます。この際、もう少し軽い自転車を導入して、このまま無駄にクルマを使わずに自分のカラダを鍛えるべきかと。そう考え始めると夜も眠れません。

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しかし、無い袖は振れない。もちろん予算はかなり低いレベルに限られます。そもそも、そんなことにお金を費やすべき時なのか。ただでさえ悶々とした日々に加え、バカな悩みに頭が痛くなるのです。賛否両論。紆余曲折。紛争勃発必至の新車購入記は、また後日に続きます。