おみやげ用 利久の牛たん

仙台市民も宮城県民も、全国の皆さんと同様に「米」が主食でして、決して「牛たん」を主食として生きているわけではありません。さらに、仙台に住んでいる私でも「牛たん」を食べるのは年に数回あるかないか。米国産牛肉の狂牛病騒ぎを機会に、牛たんは高級な食べ物になりました。

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いただきものを、さらにいただいた、おみやげ用の「利久の牛たん」。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの「利久」ですが、オープンした当時は、それまでやわらかい牛たんを厚めに焼くお店がほとんどなかったためか、とても斬新な美味しさに東口の森ビル裏にはよく通ったものです。しかし、仙台へ住んでいながら「おみやげ用」の牛たんを食べる機会はなく、どんなものなのか興味津々なのです。

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すでに下ごしらえされて冷凍保存された「利久の牛たん」。正直なところ「おみやげ用」というだけであまり期待はしていなかったのですが、自然解凍の後に袋を開けてみると意外にも脂の乗った部位が入っています。あらら?これはもしかして期待できる味なのかもしれません。

炭火焼きがおすすめだとは書いてありますが、さすがに一般家庭では困難です。そう言えば私が子供の頃は、炊飯も炭で、掘りごたつにも炭が使われていました。もしもあの当時のような環境であれば、この牛たんも美味しい炭火焼きで食べることができたに違いないのでしょう。

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さっそくホットプレートで油をひかずに焼いてみたところ、見た目はなかなか美味しそうに出来上がります。どれどれ・・パクリ。う・・これは・・予想以上に美味しい。しっかりと仕込みされた牛たんは見た目以上に濃い味付けがほどこされ、何か他の調味料を加える必要もまったくなく、お好みで七味唐辛子をふりかける程度ですぐ口に運べるのです。

このおみやげ用の牛たんが、はたしておいくらほどのモノなのかは知りませんが、おそらくそう安くはないのでしょう。やはりこれに炭火焼きの香ばしさが加われば一層風味が増すのは間違いなく、そこは本当に残念なのですが、それはお店で味わってくださいということでしょうね。