憩いの広場「家電量販店」。これだけインターネットショッピングが広く普及しても、家電量販店はまだまだ私たちにとって必要な商業施設の一つなのでしょう。業界では生き残りをかけて熾烈な競争が繰り広げられており、特に週末などは来店客で溢れている光景が見られるのであります。
さて、前回の続きですが、先輩のご両親が急に必要となったいくつかの家電類。同行を依頼されて昨日一緒にのり込んだのは、結局「コジマ」ということになりました。2年半ほど前、個人的な買い物をした際に、とても誠実かつ価格的にも満足できた販売員の人がいたからです。
ここ数年、小型のデジタル系製品はネットで安く購入することが多いのですが、大型の家電となると、配送や設置、またダンボール処理の問題がありますので、やはり家電量販店へ出向くことになります。そして、これまで「人」に恵まれたのがデンコードー(ケーズ)とコジマなのです。
私の場合、実は安く購入する「作戦」など何もありません。しかも「安くしてくれ」と要求するのも苦手というヘタレ具合。さらに、価格を調べるために何度もあちこち回るのも疲れるクチ。
では、どうするのでしょうか。ズバリ!私たちのチカラになって欲しいとお願いするだけです。
以前コジマで購入した際に担当してくださった人の名前を覚えていましたので、今回もその人を訪ねていきましたが、残念ながらお休みとのこと。もう後には引けませんので、こう言いました。
以前こちらで買い物をした際に、とても気持ちの良い対応をしていただき、もちろん価格的にも大変満足したのです。今日は私の大切な知人が家電を何点か購入したいというので、他にも寄らず真っ直ぐここに伺いました。何とか今回も、私たちにチカラを貸していただけないでしょうか。
最初は目を丸くしていた販売員の方も一生懸命に付き合ってくださり、特価の商品類からさらに値引きも入り、結果的には当初の予算をかなり下回ることが出来たようです。しかも大型製品の配送設置はすべて無料という分かりやすさ。私も何とか胸を撫で下ろしたわけであります。
まるで自分が買い物をするような気分で楽しく付きあわせていただいたのですが、今回の買い物が地球上で一番安かったかどうかは分かりませんし、検証するつもりもありません。ただし、価格と同様に大切なのは、「買い物」というプロセス自体に満足感が得られることなのでしょう。
価格的には、ネットショップに太刀打ちできるはずもない家電量販店。しかし「人」から「人」へといったネット社会では味わえない販売手法を用いている以上、その利点を大いに磨いて多くのお客様を満足させてくれることを願うのであります。価格以上の満足感を得られますように。