月日が経つのは本当に早いもので、今年も本日から後半戦に突入です。気が付いたら年末になっていた、などということにならないように、後半戦も含めて良い年に仕上げたいものです。
古い友人から頼まれていたものを渡そうと電話したところ、ついでに昼飯でも?とのお誘いが。おっ?今月は一日から街ナカ昼ご飯です。今日はどこに連れて行ってくれるのでしょうか。
仙台では比較的名の通った、もはや老舗とも言える「稲荷小路の まる さんかく しかく」。彼のチョイスは意外なものでした。氏いわく、街ナカの定食屋さんで、肉系を食べたい時には「武屋食堂」。魚系の場合にはここに来るのだそう。仙台に居ながら私は初めてであります。
いただいたのは780円の「日替定食」。ご飯がマズくて味噌汁のぬるい店には行かない、というのが彼のポリシーだそうですが、それには私も激しく賛同します。こちら、基本的には魚系のお店のようですが、今日の日替定食は「ヒレカツ」。いやいや、むしろ望むところです。
正直なところビックリ。これで780円ならまず文句は出ないでしょう。ご存知の通り、基本的には「居酒屋」さんですから、ランチは片手間に?のようなイメージだったのですが、とんでもありません。昼間から厨房をフルに稼動させて、本腰を入れて作られている感じなのであります。
「ヒレカツ」も「ちくわのいそべ天」ももちろん揚げたてで、油モノが多いなかで非常にありがたい「マグロ納豆」が、小鉢のわりにはその存在をとても大きく感じさせます。茶碗蒸しの具にも手抜きはなく、きちんと最後にギンナンが隠されています。そして、ご飯と味噌汁はお替り自由、さらには、おひたしと大根おろしのワゴンサービスまでもが。いやいや、ホントに参りました。ちなみに、ドリンクは「グラスビール」も選べるようで、お昼にナイショの一杯には良さそうです。
スタッフもテキパキと元気の良いこのお店。サラリーマンよりも目に付いたのが、意外にもマダムたちのお姿でした。ランチでは1,500円前後のお膳までが用意されており、おそらくそれを目当てに来られるのかもしれませんが、この「日替定食」でも十分満足感は味わえそうです。店名だけは知っていたこちら。お店の気持ちが伝わってくるような仕事ぶりでした。