自然・食彩・浪漫 おしか

DSCF1048

いつもお世話になっているお客様でもある先輩。大変ありがたいことに、時には昼食をご馳走になることもあり、今日もお勧めのランチがあるので一緒にどうかとのお誘い。す、すぐに向かいますっ!

DSCF1046

ということで連れて行っていただいたのが、市役所前の仙台パークビル地下1階にお店を構える「おしか」で、国分町の「牡鹿半島」と同じ経営なのだそうですが、とても立派な店構えです。

オフィスビルの地下1階で、しかも上品な和食屋さんという点からも、定禅寺通りの「銀禅」によく似た雰囲気で、サービスも同等レベルなのでしょうか。しかし、脱いだ靴をお店の方が下足箱に入れてくれ、帰る時には出してくれるというところは、少なくとも「銀禅」を上回ります。

DSCF1049

DSCF1058

DSCF1059

先輩がお勧めだという「塩釜直送まぐろ丼」を、さっそく私もいただくことにしました。氏いわく、味は普通だが量がちょうど良いとのお言葉通り、少し足らないかなぁと思わせる程度が私たちの年代の胃袋にはちょうど心地良い分量なのですが、食べ盛りの人には物足りないかもしれません。

DSCF1065

味は普通どころか私には十分美味しく感じられ、久々に美味しいまぐろをいただいた感じです。

これが塩釜であがったまぐろかどうか私の舌では分かりませんが、赤身と中トロの中間ぐらいの切身はほどよく脂が乗っており、さすがにご飯の炊き加減も絶妙なのです。稲庭うどん入りの汁ものや、ひじきの煮物、新鮮なサラダと漬物が添えられ、食後にコーヒーが提供されます。

DSCF1062

「銀禅」同様に年輩のご婦人方を中心に賑わっていたようで、今日はカウンターに案内されましたが、この背もたれ付きの椅子がなかなかの優れもので、分厚い固めのクッションと、正面に戻るバネ付きの回転メカには感心しました。この椅子ならカウンターでも文句は出ないでしょう。

DSCF1072

外装内装ともコストが掛けられ、落ち着いた年代の仲居さんたちが静かにサービスを提供してくれ、そしてこの内容のランチなら、決して高くはないでしょう。昼飯を1~2日抜いてでも、次回は自腹で行ってみたいと思うのでした。それにしても仙台は魚が美味しくて幸せです。