80過ぎの父がHP社の複合機を買っちまうの巻

1週間ほど前に実家に寄った際、年老いた父が私に言うのです。自分が使おうと思って買った機械があるのだが、どうやらパソコンが無いと使えないようだ。もし使うのならやるぞ、と。

は?最初は意味が分からなかったのですが、奥から出してきたその機械を見てみると、なんと「HP社」の複合機プリンターです。はぁ?ど、どうしたの?コレ。こんなの、買ったの?

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話しを聞いてみると、数ヶ月前にヨドバシカメラで1万円で並んでいたこの機種で、父は書類のコピーとデジカメの写真をプリントするべく購入に踏み切ったらしいのですが、箱を開けてみたところ説明書の代わりにCDのような円盤しか入っておらず、そこでお手上げに気付いたと。

1万円とはいえ無線でも印刷ができる優れモノで、タダでやるぞということであればチャッカリいただいてもよかったのですが、チョッと調べましょう。おそらくパソコン無しでも使えるはずです。

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という経緯があり、父の日でもある本日に、再度実家を訪れたわけであります。もちろん事前にHP社のサポートに電話してパソコン無しでも使えることを確認し、ホームページから該当機種の取扱い説明書もダウンロード。父の日のプレゼントは、デジカメ用の充電式単三乾電池セット、SDカード、そして写真プリントの印刷用紙という、デジカメ遊びパッケージです。

無事にセッティングも終え、今後はデジカメで撮影した画像を自宅で印刷でき、コピーをとるためにコンビニまで行く必要のなくなった父は、まんざらでもなさそうな笑みを浮かべています。

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このようなモノを突然買ってしまう父も父ですが、高齢者に対しては売る側も遠まわしにアドバイス的な確認があっても良さそうなものです。ファックスも使う父には、ブラザーの小さな複合機の方が用途に合っていたのかもしれませんが、今回は結果オーライ。ガンガン使ってください。

一通りの使い方を説明した後、昼食を食べに隣り町へ。帰りに家電量販店へ立ち寄って今回のプリンターに使うインクの売り場を案内して帰ろうとしたのですが、ここでさらに思わぬ事態へ。

80歳をとうに過ぎた父が、またもやの暴挙に出たのであります。さて、デジタルな父はいかに。