「PHILIPS vs BRAUN」=「オランダ vs ドイツ」。まるでサッカー対決の様相。
電気シェーバーの話しですが、両社とも日本ではかなり知名度の高い外資系メーカー。
ヒゲなんか生えなければいいのに、と思っても男性の場合には無理な話しで、学生の頃はシャレでクチヒゲを生やした時期もありましたが、社会人になってからはその機会にも勇気にも恵まれず、完全に休みの日以外はせっせと毎日必ずヒゲを剃らなければなりません。
ひところはウェットシェービング、つまりシェービングムースとT字カミソリで剃っていたこともあったのですが、このところは電気シェーバーのお世話になっています。
数年前、ずいぶん長いこと使っていた「BRAUN」のシェーバーがとうとう壊れてしまったため、初体験の「PHILIPS」に手を出してみたのです。いろいろ調べるなかでナショナル(現パナソニック)の「ラムダッシュ」というシェーバーも良さそうだったのですが、予算の関係で断念。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、PHILIPSは断固としてこの三つ目小僧のようなカタチをずっと継承しており、シェーバー業界のなかでは唯一の方式かもしれません。このことが非常に気になっており、一度は試してみたいという気持ちが大きかったのも事実です。
実際の剃り具合は、非常に優しい感覚で音も静かです。最初は本当に剃れているのかどうか心配になるほど、とにかく優しい当たりなのです。ただし、BRAUNのような一気に深剃りしてくれる感じではなく、くるくると回しながら少しずつ仕上げていくという感じでしょうか。
最初は戸惑ったPHILIPSにも徐々に慣れ始めてきた昨年、なんと親戚からBRAUNをプレゼントされてしまったのです。久々の感覚で、PHILIPSより短時間で深剃りできます。
静かに優しくマイペースで仕事をこなすオランダ生まれのPHILIPS君と、大声ですが与えられた仕事は確実に素早くこなすドイツ人のBRAUN君。今は二人に頑張ってもらっています。