宮古島最終日 伊良部島へ

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実家の父親に同行した宮古島の旅もいよいよ最終日を迎えました。今回の三泊四日、考えてみれば私が実家を出て別所帯を持ってから、これほど長い時間を父親と一緒に過ごしたのは初めてかもしれません。一昨年に母親を亡くし、いつまでも親は居るものではないということを身をもって体験した今、残された父親を大切にしていきたいと静かに感じ始めているのです。

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帰りの便が午後ということもあって、それまでもう少し周遊しようという弟の指南により、フェリーに乗って30分程度で渡れる伊良部島へ行くことになりました。朝8時半の出発です。

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ここでも軽自動車は有利で、普通車よりも500円安い1,500円です。おそらく14~5台は積載できるようですが、郵便車も含めあくまでも先着順なので次々と乗り込んでくるのです。

▼ 宮古島を離岸する様子

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▼ 伊良部島へ着岸する様子

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▼ 下地島空港

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伊良部島に隣接する下地島というところに、日本で唯一の訓練用滑走路があります。訓練用と言っても全長3,000mの立派なもので、国内のパイロットは必ずここで離着陸訓練を行うのだそうですが、残念ながらこの日はスケジュールが入ってなかったようです。海上に迫り出した誘導灯が見事で、本来はここからタッチ&ゴーが見られるのだそうです。

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宮古島と伊良部島間は船舶で結ばれていますが、2013年の開通を目指して「伊良部大橋」を現在建設中。全長3,540mのこの橋が完成すれば、通行無料の橋では日本最長になるのだとか。

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伊良部島の港でちょうどお祭りに遭遇し、地元の人々で大いに賑わっていました。特に小中高の合同で開催されているらしいハーリーのレースには、多くの父兄が参観に来ていたようです。

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伊良部島を満喫した後は昼過ぎのフェリーで宮古島へ戻り、最後のビーチへと向かいました。「砂山ビーチ」と呼ばれる空港からさほど遠くないこのビーチは、駐車場から歩いて白い砂の山を抜けて現れる実に風光明媚なビーチ。もちろん海には入らず見学しただけでしたが、各人それぞれ旅の終わりに思い出を噛みしめるが如く、無言で海を眺めていたのが印象的でした。またいつか条件が許されるのであれば、父と訪れてみたいと思いながら宮古島を後にしました。

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