ディスコフィーバー

ディスコフィーバー!今どきこんな言葉を声高らかに人前で言おうものなら、2~3人は椅子から落ちますし、天井からブリキの缶を頭に落とされるのは確実です。最近ではパパイヤ鈴木氏でも言いませんから。

しかし、真顔で声高らかに叫んでいた時代もあったのですから、どうかお許しいただきたいと。

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これらは、レコード掘り出し作業をしていたところに出てきた当時のEP盤で、おそらく大部分が兄の所有物だと思われますが、いつの間にか所有権が私に移転してしまっていたようです。ほとんどが1970年代のもので、一枚ずつ聴きながらパソコンに取り込んでいるのですが本当に懐かしい曲ばかりで、踊った経験は無いくせに身体が自然に動いてしまいます。

「テンプテーションズ」や「オハイオ・プレイヤーズ」「アベレージ・ホワイト・バンド」などのように、元々経験を積んだグループの一部の曲がディスコでブレイクしたというケースや、最初からディスコ狙いで結成し、大ヒットを収めるも次が続かない「一発屋」も数多く見られました。どちらにしても、数多くの人たちがこれらの曲で夜な夜な汗を流したのは間違いありません。

個人的には、この頃の音楽は極端にエフェクトされた電子的な模擬音がほとんどなく、ホーンにしてもパーカッションにしても人海戦術にてすべて生音なので、非常に心地良いのです。各人が動きながら演奏していたわけですから、それだけ演奏技術も高かったのでしょう。