東二番丁通りの旧仙台中央警察署向いに建設中の「三井ガーデンホテル仙台」。
今年の夏にオープン予定とされ、少し前からその雄姿を私たちに現してきたようで、「夏」というからには何が何でも仙台七夕までには絶対にオープンさせるという意気込みなのでしょう。
それにしても、気が付いてみると最近の仙台はホテルが多く感じます。現にこの三井ガーデンホテル仙台の周りを見渡しても、同じ三井系の「ホテルコムズ(旧三井アーバン)」や「江陽グランドホテル」、東側には「ホテル仙台プラザ」や「ホテル法華クラブ」。ユニバースやリッチフィールドも近いですし、広瀬通り沿いのビジネスホテルも合わせたらこの近辺だけでもすごい室数になります。
駅前の東宝跡地のビルにもホテルが入りましたし、いつの間にか南町通り沿いにもホテルがいくつか出来ていたようで驚いています。この街に住んでいる私などは、会議や研修、さらには食事や宴会などで利用することはあっても、宿泊するということは考え難く、おそらくこれからもないだろうと思われますのでふだんは気が付かないのですね。
はたして、これほどのホテルが仙台で健全な運営を続けていけるのかどうかが気掛かりです。全国規模の学会や、七夕やジャズフェスではおそらくピーク近くに達しそうですが、それ以外でも観光客をもっともっと呼び込む工夫を重ねていく必要が出てくるかもしれません。
さらに来年には真打ちも登場です。「ウェスティンホテル仙台」が、東北学院高校跡地で森トラストが建設中の仙台トラストタワーに入るわけで、37階建てのタワーは北関東以北で最高層ビルになる予定だそうです。
真向かいに構える仙台国際ホテルをはじめ、上等組のホテル群も迎え撃つ準備を既に始めているのでしょう。ウェスティンの開業で、一気に勢力図が塗り替えられるのは必至ですが、私たちにとっては街が華やかになる要素が増えて、少し楽しみでもあります。