MAMA,I WANT TO SING.
OFF BROADWAY, A STORY IN CONCERT. ORIGINAL ALBUM
これが、ゴスペルにハマったきっかけをつくりました。
もともと黒人音楽が好きで、ソウルからブルース・R&Bと黒人の「声」に圧倒的な魅力を感じていたので、ゴスペルに興味を持ったのはとても自然な流れでした。
そんな時、(確か1988年)アメリカで大絶賛を博したオフブロードウェイのゴスペルミュージカルが日本で公演をするという記事を、音楽雑誌で目にしたわけであります。
当時の私はすでに仙台で仕事に就いていましたが、どうしても、どうしても観たくてすぐにチケットを確保し、東京厚生年金会館までクルマを飛ばして観に行ったのです。その時に会場で購入したのがこのCDで、今でも私の中ではすべてのジャンルを通してみてもベストアルバムと言えます。
公演自体は、もう本当に最初から鳥肌が立ちっぱなしで、マジでチビそうになるし、最後の方はなぜか涙が止まらない始末。おそらく、あのような経験は最初で最後かもしれません。
1曲目の総勢18名での「クワイア・リハーサル」で腰を抜かされ、ディアトラ・ヒックスの歌唱力、そして声量と声域にも終始圧倒されました。本当に素晴らしかった。人間の「声」は地球上で至高の楽器なのかもしれません。まさに、Very very special thanks to God!でした。