ブルースは絆

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ブルース・ブラザーズ。元々コメディアンだったジョン・ベルーシとダン・エイクロイドが結成したブルースバンドで、同名の映画を当時ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

聞くところによると、最初ジョン・ベルーシがブルースに熱中してしまいこのバンドがスタートしたらしいのですが、白人の二人とは思えない見事なハマりっぷりで、私も彼らにずいぶんと熱中させられました。コレは彼らの3枚目のレコードアルバムで、1980年のリリースです。

映画自体はコメディタッチとも言えなくはないのですが、なにせ出演メンバーが豪勢でした。レイ・チャールズやジェームス・ブラウンをはじめ、アレサ・フランクリンやチャカ・カーンも出演していたのですから、故人も含まれたこのメンバーはもう二度と集められないわけです。

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このバンドが当時これだけ支持されたのには、バンドの豪華なメンバーによる確かな演奏によるところも大きかったのだろうと思います。

彼らのナンバーはほとんどが1950~60年代のR&Bなのですが、オリジナルに忠実ながらもそれを感じさせないアレンジと演奏技術には本当に魅了されました。また、彼らが敬愛していた過去のブルースマンたちに光を当てたという意味でも、彼らの功績は大きかったと言えるのかもしれません。

残念ながらすでに故人となってしまったジョン・ベルーシ。もう二人のコンビによるオリジナルの「ブルース・ブラザーズ」は観ることはできません。しかし、音と映像はいつまでも残り続け、今でもジョンはさらに多くの人に自分達の姿を観て欲しいと願っているのだろうと思います。