1970年にリリースされ、見事にミリオンセラーを記録したジャクソン５の大ヒット曲「ＡＢＣ」。可愛らしい愛の歌のようですが、「ＡＢＣ」というのはもちろんアルファベットの最初の文字です。
日本語で言えば「いろは」。数字で言えば「１２３」。音階で言えば「ドレミ」。見方によっては、すべて「基本」となるスタートラインを意味し、何事も基本があっての事、とも理解できそうです。
マイケル・ジャクソンが亡くなってから、早くも１年が経ちました。生い立ちの「ジャクソン５」はもちろん、その後のソロ活動も含めて、彼の芸術性や音楽性を否定する人は誰もいないでしょう。もしかしたら彼は、その後に音楽を志す多くの人たちの基本となったのかもしれません。
もし神様が、もう一度彼にチャンスを与えるとしたら、いったい彼はどのような音楽を作り出すのでしょうか。そのような事を想像しながら、今宵は彼のために、また彼の歌声を聴こうと思います。
