ランズエンド。アメリカで生まれた総合服飾メーカーで、個人的には機会があれば一票を投じてしまう対象のひとつとなっていました。
おそらく15年ほど前に何かのきっかけでカタログを請求し、その中から試しにシャツを1枚注文したのが出会いだったと思いますが、そのシャツは価格に対して品質がとても高いと感じ、その後もシャツなどを何枚か手に入れたわけです。
その後ランズエンドは店舗を持たないカタログオーダーだけという弱点を克服するために、試着後の返品と交換を同時化するなど様々な付加サービスを充実させていったようですが、その分のコストが価格に転嫁されていったような気がしてならず、ここ数年はご無沙汰だったのです。
ところが昨年、やってくれました。チェルシーの仙台泉プレミアムアウトレットへの出店です。
基本的に実店舗を持たないランズエンドの全国初の店舗で、しかもそれがアウトレットですから私にとっては非常にありがたい出来事になりました。
もちろん何回かおじゃましましたが、前述の試着返品商品などを定価の4分の1から5分の1程度で用意するなど実に潔い提案で、まったくアウトレットとは感じない他店舗群のなかで、もっともアウトレット然としているように感じました。おそらく、ダイレクトセールスという販売形態だったが故に成し得た、アウトレットとの連携がうまい具合に合致した例なのかもしれません。
ちなみに、このランズエンドで一番最初に手に入れたシャツがとうとう着れなくなったので先日1枚を廃棄しましたが、実に14~5年は活躍してくれたということになり、それほど丈夫なつくりだったということになります。モノへの愛着をわかせ、価格対満足感も高いという結果でした。
またランズエンドと、ヨリを戻すことになりそうです。
※残念ながら後に退店し、現在は他店舗と入れ替わっています。