レファレファミファソ~ ミソソソド~。おちゃおちゃいげた~♪おちゃいげた~♪ですね。
仙台には老舗のお茶屋さんがいくつかあります。「よろづ園茶舗」や「菅原園」、残念ながら閉店してしまったらしい「永楽園」などの名が思い浮かびますが、「お茶の井ヶ田」ももちろん仙台の代表選手でしょう。
初売りにはどこのお茶屋さんにも朝早くから行列ができて、お目当ての「茶箱」を無事に確保したお客さんはどこか誇らしげに帰路につく。そんな光景が仙台初売りの風物詩でもあります。
しかし時代の流れとともに、お茶だけで事業を営むのは困難な状況になってきたのかもしれません。実際に私も自宅ではコーヒーばかりで、お茶は年に数回しかいただかないのです。
そのような状況のなかで、他社に先駆けて先手を打ったのが「井ヶ田製茶株式会社」なのでしょう。ご存知「喜久水庵」の屋号を与え、今や全国区になった喜久福など菓子類の製造から、飲食業に関しても積極的に展開するようになってきたようです。
通常は本業以外のことに手を出すとあまりうまくいかないケースもあるようですが、お茶の井ヶ田が今日でも受け入れられているところは、菓子にしても飲食にしても「お茶」から軸がブレていないところなのかもしれません。実際に、抹茶ソフトはたまに食べたくなってしまいます。
ところで、冒頭のCMソング。 昔は街を歩くと否が応でも耳に飛び込んできました。
「お茶お茶ちゃっちゃかちゃっちゃ いげたー たったかた」
意味はわかりませんが、このメロディはおそらく私の耳から一生離れないのでしょう。