ソックタッチ

暴露するのは少しお恥ずかしいのですが、私は男だてらに「ソックタッチ」を使っています。

ひぃ~!きもぉ~いぃ~!などとは言わないでください。理由があってのことなんですから。

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私はいつも仕事の時にスーツを着ますが、石田純一氏ではありませんので当然のことながら靴下もはくわけです。そしてそれが自然にずり下がってくることがずっと気になっていました。

気になっていたと言ってもそれが当たり前でしたので、靴下が下がってくるたびに引っ張り上げて直していたのです。気がつけばどこであろうが。

しかし3年ほど前でしょうか。ネットで「英国紳士の身だしなみ」という記事を目にしたのです。彼の国では手を除いて首から下の地肌を公衆の面前では見せないのだと。もちろんビジネスシーンでのことだとは思いますが、夏でも長袖のシャツは当然で、他人に対してすね毛を見せるなどとはもってのほかだと。

そこで、はたと気付いたわけです。そう言えば日本には「ソックタッチ」なるものがあったはずだと。私が中学生の頃でしょうか。おそらく女子のほとんどが使っていたであろうソックタッチ。

すぐ探しに出動しましたが、はたしてどこで売っているのかも見当がつきません。今も売っているのだろうかと、おそるおそるジャスコの店員さんに、さも頼まれて来ましたという口ぶりで聞いてみたところ、ちゃんと売っていました。恐るべしロングセラーなんですね。

もちろん私は英国紳士ではありませんが、ソックタッチを愛用するようになってから手放せなくなってしまったのです。身だしなみという観点よりも、自分が楽になったということです。

朝に家を出てから戻るまで、一度も靴下を引っ張り上げる必要がなくなったことはもちろん、冬には寒さからも守ってくれたままです。もちろん、見た目にも靴下がくるぶしのところで芋虫のように緩むことはありませんので、すね毛が見えるはずもなく気持ち的にもスッキリ。

「ホッカイロ」や「アイスノン」「ノンスメル」といったロングセラー商品をいくつか持つ、株式会社白元という会社から提供される「ソックタッチ」。発売からなんと35年以上経つようです。