ニャンコ伯爵生誕18周年

先週の８月11日、我が家のニャンコ伯爵が18歳の誕生日をお迎えになられました。まことにご立派で、まさに長生きと呼ぶにふさわしいニャンコ人生であります。人間の年齢に換算すると、どうやら88歳から90歳程度という説が多く見られますので、100歳まではもう少し。

当時、神奈川県川崎市に住んでいた私たちが、横浜市のペットショップでニャンコ先生と出会ったのは、彼が生後２ヶ月ぐらいのことでした。1993年というとまだデジカメを持っていなかった時代。おそらく唯一この１枚の写真が、実は彼も幼少の頃は可愛かったと示す証拠となるものです。

その後大きくなるにつれ、鬼の調教師と呼ばれた私は、我が家に来た彼をやや厳しくしつけることになりました。特に食事に関しては、私たち人間が食べるものは欲しがっても与えない。またテーブルには絶対に上がらせないなど、スリッパの裏で彼の尻を叩くことも幾度となくあったのです。

最近になり、彼は私たちが食事をとるテーブルに堂々と寝そべるようになりました。しかし、彼に怒号を飛ばす者は誰一人いません。そればかりか、少しの肉や魚ぐらいは欲しがれば与えますし、ヨーグルトの容器も舐めたがれば差し出します。それを彼が望むのであれば。

もちろん、度が過ぎることを許すわけにはまいりません。ニャンコ伯爵の健康が第一だからです。しかしこの歳になって、あれが駄目だこれが駄目だとストレスを与えるよりは、やりたいようにやりなさい。あなたの人生だからです。私たちはただ、これからも健康でそばにいてくれるだけで十分なのです。さぁ、20歳まであと２年。私たちと一緒に頑張ってみましょうかね。