ビストロ カンパーニュ

とうとうパソコンが壊れそうなので、一緒に物色しに行って欲しいと古い友人からの依頼。

すでに1年ほど前から調子が悪いという話しは聞いていた彼の古いパソコンですが、不具合が出るたびに、パンチを食らわせたり蹴りを入れたりといった、実に的確な直し方をしていたようです。そのせいか本体はボコボコで、いよいよ90%ほどが使えない状態になってしまったとのこと。

「90%ほどが使えない」という意味がよく分かりません。パソコンに1時間向き合って、6分しか画面が出ないのか、あるいは電源を10回入れて1回しか点灯しないのか。何はともあれ、彼は度重なるパソコンの不調で相当に疲れたらしく、今回は力強い決意で購入に踏み切るようです。

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というわけで、ヨドバシカメラで一通り物色して目星をつけた後、お昼ご飯を食べながら作戦会議を。このあたりで食べること自体が久々でしたが、さらに久しぶりついでにビストロ カンパーニュへ行ってみることに。ちょうど仙台駅東口BiViの、北側の路地にあるビル3階に構えるお店です。数年前はたまにお邪魔していたのですが、このところはめっきりとご無沙汰。

ビストロという表現は、個人的に何となく好感が持てます。どちらかと言えば小ぢんまりしていて、工夫を凝らして出される料理はすべて手作り、もちろん堅苦しくない雰囲気で居心地が良い、そんなイメージがあるからです。そして、ここビストロ カンパーニュは、まさにその通り。

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以前からお店の印象は良かったのですが、久々に訪れた今日もそれは変わっていませんでした。「鶏肉のペルシャード」と表記された本日の限定数ランチは、13時に滑りこんだ私たちの分も何とか用意されていたようですが、ペルシャードという食べ物には想像がつきません。

(何だか分かんないけど)コレ、2つお願いします。おそらく、鶏肉がペルシャの絨毯に乗って登場するに違いないと思っていたのですが、当たらずとも遠からず。乗っていたのは絨毯ではなく、ビーフシチューのようなデミグラスソース。その上の鶏肉にはニンニクや何かが混じったパン粉がまぶされ、隣りのマッシュポテトと一緒にオーブンをくぐってきたようです。

最初に運ばれるスープも熱々。付け合わせのパスタもニンニク風味。野菜もシャキシャキ。プラス50円になるというパン仕様も、カリッと温められたもので美味しいのです。これで食後にドリンクが付いて700円という設定は、ワンプレートとは言えまさにサービスランチなのでしょう。

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東口方面にお勤めのお客様もお気に入りだというビストロ カンパーニュ。おそらく、ワインと共にそれに合う美味しい料理を提供するのが得意なのでしょうが、ランチも決して手を抜かずに頑張っている様子が分かります。帰りがけ、オープン7~8年ぐらいになりますか?と伺ったところ、もう10年なのだそう。同じ商売を10年続けるのは並大抵のことではないはずです。