ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ【愛】

先月の下旬から、我が家の宅内カフェ事情が少し変わりました。巷で人気の「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」を導入したのであります。しかも最新モデルだという「バリスタ【愛】」を。

このようなマシンが世の中にあるということは承知していましたし、過去には実際に姪の自宅でこのマシンから抽出された一杯をごちそうになったこともありました。しかしながら、その後にスーパーマーケットや家電量販店に並んでいるのを目にしてもピクリともせず。だってインスタントでしょ。

たしか以前にも記事として書いた記憶があるのですが、我が家では夫婦二人で月に2kg以上のレギュラーコーヒーを消費するという生活が数十年にわたって続いていました。さほど高くもないレギュラーコーヒーをインターネットで購入し、ここ数年はタイガー製の保温ポット式コーヒーメーカーでたっぷり淹れるというやり方。決してコーヒー通ではありませんが、高くない豆でも焙煎したてを送ってもらえばまずまず美味しいのです。そんな私たちがインスタントで本当に大丈夫なのでしょうか。

ネスレ社では、たしか数年前に「インスタントコーヒー」から「レギュラーソリュブルコーヒー」に変更しました。なんじゃそれ。要は、微粉砕されたレギュラーコーヒー豆の粒がフリーズドライやスプレードライされたコーヒー抽出液の中に包まれているとのこと。へ~そうなんだ。なんじゃそれ。

まず試してみましょう。おそらくコーヒーを飲む際に伴う数々の手間や時間は大きく減るはずです。朝の忙しい時にコーヒーメーカーでコーヒーを淹れる手間や時間。そしてそれを洗う手間や時間。しかし肝心の味はどうなのでしょうか。どう考えても「インスタント」という概念が抜けない雰囲気。

なるほど。これはこれでアリなのかもしれません。圧倒的な手軽さ。上部のタンクにネスカフェゴールドブレンドを入れておけば、あとは後部のタンクに水を入れて電源を入れればスタンバイがOK。

エスプレッソタイプからマグカップサイズまでコーヒーメニューは3種類。そして驚いたのが、ブライトやクリープなどの粉ミルクをカップに入れておけば、カプチーノやカフェラテまでもが出来るではありませんか。なんじゃこれ。想像以上に働き者の「ネスカフェゴールドブレンドバリスタ愛」。

「バリスタ【愛】」というのはもちろん「バリスタ【i】」のことで、何が【アイ】なのかと思ったら、なんとスマホなどにブルートゥースでペアリングさせれば様々なギミックが楽しめるとのこと。

例えば、デフォルトで設定されているコーヒーやお湯の量を自分好みに変更して登録できるのだと。

▼ デフォルトのエスプレッソタイプはコーヒーが2gでお湯が80ml。

▼ これをコーヒー3gでお湯を100mlに変更して登録しておきましょう。

▼「あなたのレシピ」として登録され、飲むたびに変更する必要がなくなるわけです。

私にはデフォルトの「コーヒー2g」という設定では少し薄く感じるので、すべて3gで登録しているわけですが、これだとバリスタの特徴とも言えるクレマとコーヒーのバランスもちょうどよい感じ。

飲む時には、上記のメニュー右下のカップアイコンをタップするとブルートゥースで司令が飛ばされて抽出が始まるという未来型コーヒーマシン。とは言え、実際にはとっとと手動でマシンの電源を入れてメニューにタッチするほうが早く出来上がるのですが、これはバリスタ君とのじゃれ合いです。

さてどうなりますことやら。今のところ平日の朝夕にはバリスタ君に登場してもらい、週末はゆっくりとレギュラーコーヒーを飲むといった具合。まだレギュラーコーヒーの在庫も1kg近く残っていることに加え、ドトールのパック式レギュラーコーヒーも30袋ほどの手持ちがある状態。お金は無くなってもコーヒーだけは無くならない我が家。それもどうなんだかなぁ。いやいや、それでいいのだ。

お便り

  1. 名無しの権兵衛 より:

    ジョン万之助様
    珈琲は、現在「長生きの薬」となっています。
    そして、小さいころから「ネスカフェ」で育ち、受験勉強の
    心強い味方でありました。
    どんなに上級な、高級などこそこ産のコーヒーも、帰ってくる
    たどり着くのは「ネスカフェ」でありましょう。
    「世界中たくさんの美しい女を見てきたが、やっぱりお前が一番好きだ」
    というような、、、(本妻)
    顔を覆ってそ、れを聞いてる本妻の含み笑いが目に見えるようですネスカフェ。
    私もこれを買いました。悔しいけど買いました。
    「なんもインスタントの瓶から、カップに入れりゃインでないかい」
    とは思いますが、あの泡立ちとカフェラテが魅力的。一年ばかり使いましたが
    あの「ギュンギュンギュン」の音がきにかかり
    やはり、取り出して掃除しないといけなくて、友達がもらっていきました。
    いまは、文化祭のバザーでも大活躍して、活動費を稼いでいるようです。

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      名無しの権兵衛さん、ご来店ありがとうございます。

      先月に初めてお会いした人生の先輩とネスカフェの話になり、次のようなことを言われました。
      「ネスカフェはホットで飲むのがいいかアイスで飲むのがいいか知っていいるかい?」と。
      いえ知りませんと答えると、その先輩はこう言われたのです。
      「ホットだよ、ホット。昔から言うだろ、『熱する』って」
      は?熱する? ねっする・・。
      ある一定以上の年代に受けるネタでしたが、私は大爆笑。さすが人生の先輩は侮れませんでした。
      ずいぶん前から「ネスレ」になりましたので、このネタはいずれ賞味期限切れになるのかもしれませんね。

      • dty martini より:

        ジョン万之助様
        名無しの権兵衛となっております、dty martiniでした。
        「熱する」ですか!「ね。する?」も流行りましたね。
        忘れていました。
        私は砂糖が入ったミルクコーヒーをたくさん作り置きした冷たい
        ゴクゴクがすきですが、今はカロリーオーバーです。
        この甘さは、現在のUCCコーヒーです。元祖コーヒー飲料。
        昔の国鉄「はつかり」の車内販売コーヒー牛乳」(瓶いり)と
        同じ味です。

        • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

          dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。

          「ね。する?」は初めて聞きました。さすが!人生の先輩です(笑)。
          UCC缶コーヒーは歴史がありそうですね。おそらく缶コーヒーの元祖で昔はあれしか無かったような気がしますが、考えてみれば自分もずいぶん飲んだような気がします。
          今はコンビニカフェのコーヒーに食われているのでしょうが、疲れていて面倒な時にはさっと缶コーヒーを買ってしまいます。