なにやら旅行代理店が売り出したパッケージツアーのようなタイトルですが、そうではありません。一昨日からの1泊2日という過密日程で、父親と一緒に長崎市へプチ旅行をしてきたのであります。
▼ 7月1日から民営化となった仙台空港。
▼ 空港内はすでに七夕モード。
ことの始まりは桜の咲く前だったでしょうか。ピーチあたりで、どこか安く行けるところはないものだろうか。父親からそう相談を受けたわけです。自他共に認める飛行機好きな父。どうやら、弟が企画していた台湾行きが7月から10月に延期となったらしく、少しパタパタしてきたようなのです。
わかりました。なにかお得なのがあれば探しておきます。正直なところ、少し温度差のある気のない返事をしていた私でしたが、たまに状況を確認されるようになり、いよいよ本腰を入れることに。
奥の手としては、作年と同様に仙台空港⇔関西空港の弾丸日帰りプランが考えられるのですが、それではちょっと芸が無さ過ぎます。そこで、関西空港からさらにピーチを乗り継いでどこかへ行けないだろうかと調べたところ、もっとも時間的に有意義だと思えたのが長崎への空路だったわけです。
おぉ!これは良いかも。行きは仙台空港を9時10分に発ち、関西空港には10時45分に到着。その後、長崎空港行きは14時に発ち、到着は15時15分。これなら十分に現実的な旅となりそうです。
帰りは長崎空港発の関西空港行きが15時45分で、関空発の仙台行き最終便となる18時20分にも余裕で間に合うスケジュール。2日目に観光の時間も少し取れそうで、これで決まりとなったわけです。
しかも、ちょうどピーチのセールにぶち当たり、仙台空港⇔関西空港が片道4,690円。関西空港⇔長崎空港にいたっては片道2,290円という激安運賃。ただしピーチの場合には、これに関西空港の施設利用料や座席指定料、さらに区間ごとの支払い手数料が加算されるわけですが、それにしても安い。
関西空港での乗り継ぎを前提に考えれば、仙台発のpeach便で行く九州各地への旅は、距離のわりにそう高くないということは新発見でした。ちなみにピーチでは、現時点で関西空港から長崎の他に福岡と宮崎、そして鹿児島と、九州の4つの空港に就航させているのはとても興味深いところです。
▼ 仙台発の関西空港行きは左側の座席から眺められる富士山。
▼ 関西空港に着陸間近。神戸から淡路島に架かる明石海峡大橋。
▼ ピーチ専用の関西空港第2ターミナルに到着。
▼ 関西空港第1ターミナルへは無料の連絡バスで。
▼ 広大な関西国際空港第1ターミナル。
実のところ、今回の旅を予約したのが4月に発生した熊本地震の2日後。父は九州へ行くこと自体を少し心配していたようでしたが、おそらく大丈夫。むしろ行きましょう。ダメなら向こうから断ってくるはずだし、東日本大震災の時に大丈夫だったところも多かったことを私たちは知っています。
▼ 乗り継ぎ時間の間に第1ターミナル内の食事処で腹ごしらえ。
▼ なんと!機材繰りの理由で長崎行きに55分の遅れが!ぷんぷん。
▼ 関西空港発着のピーチ便は、ほぼほぼ地べたを徒歩。
▼ 長崎空港へ着陸。1975年に世界初の海上空港として開業したのだとか。
▼ レンタカー店の迎えを待っているところ。
▼ ニコニコレンタカーで軽自動車を予約済み。なんと、新車卸しのN-BOX。
長崎は今日も雨だった。どうしても私の年代はそのイメージがあったことと、先週の九州豪雨のこともあり、梅雨の時期で雨に当たらなければ奇跡だろうと覚悟は出来ていました。ところが運は味方するものです。なんと、長崎は2日間とも夏空のようなピーカンぶりで私たちを歓迎してくれました。
私にとっては初めての長崎。今となっては、もう少し長く旅をしてもよかったと思うわけですが、今回の役割は飛行機に乗る父親のプランナー兼ツアーコンダクター兼護衛。1日で2便を乗りこなす高齢の父が、身を乗り出すように窓から地上の景色を眺めている姿を見て、実に嬉しく思うのでした。
お便り
いつまでも少年の心を持ち続けるのは父親譲り、であったのですね。
お父様が、窓から見下ろす姿が目に浮かぶようです。
急に行先が決まった旅行も、慌ただしい準備もまた楽しいものです。
いつでもウォーミングアップしておきたいものですね。
「大人の休日倶楽部」もよいのですが、お年寄りを三時間座らせるのは
気の毒なようにも思われます。次回は海外へ!
dty martiniさん、ご来店ありがとうございます。
なんのなんの。先月には「大人の休日倶楽部パス」で新幹線をたっぷり4日間乗り潰してきたようですが、米寿だと考えれば本当に大したものです。
今度は仙台からLCCで台湾へ行きたいと。好きなことをしながら元気で健康に過ごしてくれるなら、それは私たちにとってもありがたいことです。