進化するスマホのカメラ機能

ここ1~2年でしょうか。低価格帯のデジタルカメラが新製品として発売されなくなりつつあるようです。以前から1万円台のデジカメをいじり倒すのが好きな私としては実に寂しい限り。低価格のデジカメがめっきり減ってしまった要因は、もちろんケータイやスマホの圧倒的な普及なのでしょう。

今やカメラの付いていないケータイやスマホを探すのが難しいほどで、おそらく外出中のほとんどの人たちは何らかの撮影器具を持ち歩いているわけです。突拍子もないことを起こせば、いくつものカメラがサッと向けられる時代。動く防犯カメラは、犯罪抑止にも一役買っているのかもしれません。

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ケータイやスマホのカメラが、低価格帯のデジタルカメラ市場を奪ってしまったことは明白です。

よほどのことがない限り、つまり積極的にカメラでの撮影を楽しもうと思わない限り、新たに予算を捻出してデジカメを買う気にはなれない。そう思う人が大半となったのでしょう。確かに、2つの道具を持ち歩く必要がないことは実に便利ですが、個人的にスマホのカメラを積極的に使おうと思ったことはありませんでした。つい最近までは。しかし、それは食わず嫌いだったのかもしれません。

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きっかけは「アヒージョ」の記事でした。あの時は日帰り温泉の帰りだったために、そもそもデジタルカメラを持ち出していなかったのです。ところが、とても美味しそうな料理の数々を目にして、スマホで撮ってみよう!となったのですが、結果は決して悪くない。いや、日常にはこれで十分かも。

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それ以来、少し積極的にスマホのカメラ機能を使ってみようとなったわけです。現在の機種は昨年の春に手に入れた LG Electronics 社製の「isai LGL22」。一括1万円だというので何気なく機種変更したものです。ところがどっこい。これが、安い、速い、丈夫、の三拍子揃った当たり機種。スマホ生活3台目にして、ようやく不具合なくまともに動くものに巡り会えたと喜んでいたところでした。

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おそらく、ブログに載せる写真であれば低価格帯のコンパクトデジタルカメラと遜色ないかもしれません。もちろん、光学ズームが無いなど、いくつか我慢しなければならない点もありますが、横着者の私にはデジカメを持ちださなくて済むことは荷物が軽くなって万々歳。日常的なテーブルフォトにはスマホのカメラでいいんでない?そう思うようになったわけですから、食わず嫌いの克服です。

なんといっても、スマホの場合は撮った後の処理が実に楽チンです。最近では容量無制限となったGoogle フォトを利用することによって、スマホでもPCでも写真の保存と管理が格段に効率化されました。この圧倒的にスムーズな便利さは、Wi-Fi搭載のデジカメでも面倒な部分かもしれません。

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「Googleカメラ」のアプリを使って背景を少しぼかすこともできるスマホのカメラ。今ごろになってその便利さに気付いている、実におめでたいオヤジと言えそうです。この「isai LGL22」でも私には必要十分ですが、最近に発売されたこの後継機種は、カメラ機能が大幅に進化しているのだとか。

年を越して価格が下がれば機種変更を考えますが、それまでしばらくは練習することにしましょう。