寒いったらありゃしません。まるで真冬のような低気温に見舞われた今週は、仙台でも初雪が観測され、蔵王や泉ヶ岳にも初冠雪。秋を楽しむ前に冬へと突入か?と思われましたが、どうやらこの寒気も明日以降は一段落とのこと。スタッドレスタイヤへの交換も、もう少し先延ばしできそうです。
例年通り11月と12月は世間と同様に繁忙期。来月に慌てないためにも特に今月はフル回転気味で、当面は週末の休みも取れそうにありません。となると、平日にいかに息を抜くかが重要になってくるわけですが、こうも寒いと遊ぶこともためらってしまいます。早くいつもの秋に戻りますように。
10月には季節外れの高気温になったり、今月には雪が降ったりと、そのせいかどうも足並みが揃わない紅葉の具合は、まるで昨年と同様です。鳴子や秋保は先週あたりから見頃だと伝えられていますが、街の紅葉はもう少し後になりそう。そのなかで、一足先に色づいているのが桜の木なのです。
これらは、先週の火曜日に撮った東北福祉大学野球場脇の桜。見事に色づいた様子が遠くからでも目に入り、あれは何なんだろうと立ち寄った時のものです。そうか、桜か!比較的若い桜の木が多い、ここ東北福祉大学野球場付近。春には桜の隠れた名所でもあり、近年は毎春のように立ち寄っていたのです。あの桜の花びらが落ち、新緑の季節を経て、緑色の葉が秋にはだいだい色から赤色へと。春の桜は皆から注目される存在ですが、なんのなんの、桜の紅葉も素晴らしい装いです。
やがてすべての葉が落ちて、桜は来春まで深い眠りにつくのでしょう。まるで野生動物の冬眠のようですが、これから訪れる本格的な冬の寒さを想像すると、できることなら私も来春まで冬眠したいような気も。などと口に出して言ったならば、寝言は寝てから言え!とカミさんからゲキを飛ばされるのは間違いありません。モノトーンの冬が訪れる前に、もう少し秋の色を楽しみたいと思うこの頃。馬車馬のように走りながらも、時には息を抜いてゆっくりと徐行することが必要なのでしょう。