さぁ~今日も頑張って食われるぞ~!皆の衆、準備はいいかぁ~!
いえっさ~!チャーシュー親方!相変わらず、いい位置をキメてますね~。
あったりまえだろうよ、メンマくん。俺様があってのラーメンだ。目立ってナンボだよ。
く~さすが!今日もチャーシュー親方は脂がノリノリじゃないっすかぁ!
ん?メンマくん、君の上に何か乗ってるぞ。
おい!ナルト!オマエ、いつからそんなにエラくなったんだよ。上から目線でさぁ。
はい?あらま・・いや、これは・・わたくし、このような位置で恐縮です。
おい!メンマくん!君もなんとか言えよ~完全に踏み付けられてんぞ。いいのか?
ざけろ!ナルト!なんでオマエがオレの上なんだよ!ナルトのぶんざいで。100年はえ~よ!早く降りてどっかに行けっつ~の!オマエなんかいなくていいんだよ!
おいおい、ギョーザっち!ナルトのヤツが最近調子コイてんだけど、どうなってんの?
あ、これはこれはチャーシュー親方。いつも大変お世話になっております。私の場合、ほとんど彼とは付き合いが無いんですよぉ。いや、まったく知りません。
だよな・・。もっともだ。
チャーシュー親方!ナルトのヤツが消えましたよ!
おぉ、メンマくん。そうかそうか、ナルトが消えたか!これでいいんだよ。ここだけのハナシ、アイツなんかもともと人気無いんだし、誰も気にしちゃいね~よ。まったく・・なんだよエラそ~に。ほれほれ、見た目もスッキリしていい感じだ。前線基地は俺様とメンマくんだけで十分だっつ~の!さぁ、食われるぞ~!
ぷはぁ~はぁはぁ・・。あれ・・?みなさん?どこへ行っちゃったんですかね。
わたくし、すっかり汁焼けしちゃったみたいで。え?わたくしを食べてくださるんですか? それも、最後に?恐縮です。は?美味しいですと?このわたくしが?きょ、きょうしゅくです。
決して必要不可欠では無いのかもしれません。いなければいないで、誰からも気にされない場合もあるでしょう。しかし、その小さな姿が見えないと、実は大きな存在だったと気付かされることもあります。あなたが自分の事をどう思っていようが、私たちにはナルトくんが必要。いるのといないのでは、見た目も食欲も違ってきます。そんなあなたの、のの字がキュートです。