仙台港の「夢メッセみやぎ」で開催されている「とうほく自動車フェスタ」。例えば、モーターショー的な催し物やカーレースなどに足を運ぶほどのクルマ好きではないはずなのですが、そうは言ってもやはり私も男子。実際にメイン会場へ足を踏み入れると、まるで男の子状態になるのです。
最初はサクッと見て回ろうという程度の予定だったのですが、想像以上の展示車の勇姿に目は釘付け。自分で自覚している以上に、クルマが好きだったということなのかもしれません。
会場内は、大まかにいくつかのゾーンに分けられていました。「クルマ進化の歴史」ゾーンや「ハイエンドカー」のゾーン。また「レーシングスポーツ」や「往年の名車」ゾーンなど。
総展示台数は、現代の市販車も含めておそらく100台前後でしょうか。見きれないほど多いというわけではありませんが、初めて目にするクルマも多く、じっくり見て回ると時間はあっという間です。
調子をコイて写真を撮りすぎましたが、すべてのクルマをカメラに収めたわけではありません。しかも、こちらに載せたものはその一部。ハイエンドカーの姿に惚れ惚れしながらも、やはり興味を引いたのは往年の国産車たち。こうして見ると、私が運転免許を取得してから発売されたクルマは「ファミリア」や「シティ」など、まだまだ新しい部類に属するのかもしれません。
あらためて驚いたのが、当時のクルマがコンパクトで軽量だったということ。赤のファミリアは私が初めて就職した会社の上司が乗っておられましたが、現代の軽自動車と車重がほとんど変わらないのです。もちろん現在の安全基準を考えれば、サイズの拡大と各種安全装置による車重増はやむを得ないのでしょうが、ある意味カルチャーショックだったことは確かです。
ひと通りじっくりと見て回った後に、友人からベタな質問が飛び出しました。この中で1台を差し上げますと言われたら何をもらいます?う~ん・・一般的には分かりにくいスペシャリティという位置づけで、少し素敵に「マセラティ」なんかいいんじゃないでしょうか。私がそう答えると、あらら~石田純一氏が乗っているらしいですよ、と彼。マジで?でも良く考えると、置く場所も無いし維持するのも大変そうだし、やっぱりマツダのデミオを1台いただきましょうかね。
現代の市販車ゾーンには各メーカーの人気車種も勢揃い。想像以上に楽しかった「とうほく自動車フェスタ」。クルマにまったく興味が無い人は苦痛な時間を過ごすことになりますが、少しでもクルマが好きな皆さんには楽園になりそうです。私自身も、久しぶりにワクワク感を味わいました。