白石うーめん やまぶき亭

実家の父親が胃カメラで検査をすることになったようです。かかりつけの病院で血液を検査したところ、軽度の貧血が見られたために、念には念を入れて3年ぶりに胃カメラを飲み込むことに。

一人で大丈夫なの? 大丈夫。でも、かかりつけのおっかない女医先生から、付き添いが必要だって言われたんでしょ?バレたらこっぴどく叱られるよ?・・・。一緒に行く?うん、頼むか。

というわけで、早朝に父を実家まで迎えに行き、その足で紹介状を受け取るためにかかりつけの病院へ立ち寄り、ついでに (今日は私が父の付き添いをしますのでご心配無く、という意味を込めて) おっかない女医先生に笑顔でご挨拶を交わし、さっそく検査へと向かったのです。

受付けを済ませてからクルマで寝て待っていようなどと簡単に考えていたのですが、高齢で少し耳が遠くなっている父のために家族がわざわざ付いて来たと思われたのか、病院内の行く先々で「ご家族の方もご一緒にどうぞ」と通される始末。いや、このお方は大丈夫なんです。

胃も大腸もすでに内視鏡経験者の父でしたので心配はしていなかったのですが、問診や検査結果の説明などで聴き取り難いこともあったらしく、通訳の私が多少は役に立ったのかもしれません。

無事に検査も終了し、時刻は12時半。さて、お腹がすきましたね。「胃カメラ検査後なので油モノは控えてください」とのご注意がありましたので、白石うーめんはどう?と切り出すと、うーめんが美味しいという記憶は無い、などと強情なことを言い出しています。いやいや、油モノはダメなんだから、今日はカラダに優しいうーめんを食べましょうと白石へ向かうことに。

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白石市内の113号線沿いにお店を構える「やまぶき亭」。ここは平日のランチも用意しているうーめん処で、確か以前にもお邪魔してブログの記事にしたことがあるはずです。そして本日のランチは、まさに父のために用意された一品と言っても良いでしょう。鮭といくら丼&うーめん。何となく胃に優しそうな気がしないでもないこの献立に、満場一致で可決なのでした。

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いわゆる「はらこ飯」とはチョッと違いますが、ほぐされた鮭の身がたんまり盛られた丼の中央には、いくらがこんもりと。これはこれでなかなか美味しく、熱々のうーめんにもベストマッチ。ふと見ると、うーめんが美味しいという記憶は無いはずだった父が、無言で食らいついているのです。

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どう?うーめん。美味しいでしょ?カラダにも優しいし。

うん。美味しいね~。うーめん。この出汁も美味しい。いいね、うーめんって。

(これだよ・・昔に食べたのは何だったのよ。)

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胃カメラを飲み込んだ人とは思えない豪傑ぶり。よっぽどお腹がすいていたのでしょう。さすがに丼ぶりの3分の1ほどは私に差し出しましたが、それ以外はすべてペロリと平らげてしまいました。

この食べっぷりであれば、今日の検査結果通りで胃にはまったく問題が無さそうです。900円というランチの価格は、少し観光地価格分も付加されているのかもしれませんが、この内容からすれば十分に満足できる一品。久しぶりのうーめんは、父にもヒットしたようです。