給料日前の週末ともなると、ただ息をひそめてじっとしているしかないのですが、あれっ？そう言えば・・たしか、あれがあったはず。ほら、ずいぶん前にいただいていた、あそこの食事券。
上から読んでも「やまなか家」。下から読んでも「やかなま家」。焼肉と盛岡冷麺のお店「元気が旨い！やまなか家」で使える食事券の話しを思い出したことは、この給料日前の質素な食生活に一筋の光明をもたらしたのであります。どうする？使っちまう？腐っちゃうしね。
ということで、実に久々の焼肉奉行となったわけですが、我が家の場合はカミさんがあまり肉を好まないということもあり、こうして外食で焼肉屋さんに出掛けるのはおそらく年に数回あるかないか。ふだんは私が食べる分だけ肉を購入して、もっぱらウチで焼くことが多いのであります。
ファミリーレストラン的なチェーン展開の焼肉屋と言えば、岩手県北上市に本社を置くこの「やまなか家」と、仙台市に本社を置く「ひがしやま」が今は２大勢力となるのでしょうか。週末ということもあり17時に入店しましたが、１時間もたたないうちに家族連れを中心に満席状態へと。
「元気が旨い！」というキャッチコピーを掲げるだけあって、店内は相変わらず元気の良いスタッフがテキパキと動いています。ウチで焼く場合と大違いなのは何と言っても「火力」で、さっと炙っても表面がカリっと仕上がる焼肉は実に美味しく、ファミリー向けのお店ということで価格も十分にリーズナブル。好みに応じて様々なタレを用意しているのもお店の気配りです。
今回の大穴は「塩豚チゲ」。冬季限定ということなので食べてみたのですが、まったく辛味が入っていない塩味のチゲ鍋は新鮮なイメージで、シイタケや豚バラ肉の旨みが豆腐やネギと上手く調和していて実に美味しいのです。そして、締めの盛岡冷麺も絶対に外せない一品。
昨年末のお年越しに、藤崎で購入してウチで焼いて食べた「前沢牛」は腰が抜けるほど美味しかったわけですが、あれは100gで1,500円ほどの代物。高級な肉はウチで、そうでない場合は外で、というのが我が家のオキテですが、いずれにしても若い頃に比べて量は食べられなくなりました。今夜も飲み物と全７品を２人で約５千円。決して高くはないお勘定です。
