バーニャカウダ

「このスティックサラダを、一皿お願いします」

『かしこまりました。 バーニャカウダですね?』

「いや、この写真のスティックサラダ、ですよ」

『はい。ですから、バーニャカウダ、ですね?』

「いやいや、だから、この、コレ、コレね?この、野菜スティック的な、大丈夫?これだよ?」

『 ・・・かしこまりました。野菜スティック的なスティックサラダ、ご注文いただきました~!』

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私たちが子供の頃にはまったく聞いたことがなかった食べ物である「バーニャカウダ」。子供の頃どころか、この食べ物が聞かれるようになったのは、おそらくここ10年経っていないのではないでしょうか。私たちの世代には、なんと言っても「野菜スティック」が一般的な呼び名。

しかし、このイタリア風野菜スティックである「バーニャカウダ」を少し洒落たお店でいただくと、小かぶやらクレソンやらブロッコリーなども出てきますので、完全に「スティック」とも言い切れないところがややこしく、しかもタレは決して辛しマヨネーズではないのであります。

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私が初めて「バーニャカウダ」を口にしたのは数年前。稲荷小路にお店を構える「ZaZa」というイタリアンダイニングでのことです。あの時に食べたバーニャカウダソースの美味しさに、思わず 「なんだ!?このタレ!うんめ~!!」 と心の中で叫んだのを憶えています。

あれ以来、機会があれば「バーニャカウダ」を少し注目するようになったのですが、やはりソースは「ZaZa」で出されたものが一番好みかもしれません。ところが、最近は市販のソースも。

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我が家では来客向けの定番になりつつあるのですが、以前手に入れたチョコフォンデュ用のプチポッドに小さなキャンドルをセットするだけで、それなりの「バーニャカウダ」が出来上がるのです。市販のソースに、オリーブオイルときざみニンニク、そしてアンチョビソースを加えると、より一層それなり風にグレードアップしますので、お好きな方は是非ともお試し下さい。