先日、村田町で開催された「蔵の陶器市」へと出かけた際に購入してきた「納豆」。ここ数年、健康診断などで血液検査をすると、高LDLコレステロール血症気味だと指摘される私は、努めて「豆類」を食べようと意識しているのであります。おそらく「肉類」は意識しなくとも十分過ぎるくらい口に入るのでしょうが、「豆類」は意識しないとなかなか摂取できそうもありません。「豆腐」はもちろんのこと、最近は「黒豆」を食べてみたり、「納豆」を食べる回数を増やしてみたり。
幸いにも村田町には良質の「納豆」を作る納豆屋さんがあり、私たちは子供の頃からここの納豆ばかりを食べて育ちました。「大永商店」。村田町でここを知らない人はいないでしょう。
私たちは親しみを込めて「大永納豆」や「萬永納豆」などと呼んでいた「大永商店」。緑色の袋に入った「グリーンパール納豆」は仙台などのスーパーマーケットでも購入することができますが、故郷で作られた商品がお店に並んでいるのを見ただけで、なぜか嬉しくなってしまいます。
さて、初めて購入してみた「エコ政宗」という納豆。このネーミングには、昨今の武将ブームを想像して少々苦笑いが出るのかもしれませんが、実際に「村田城」は、伊達政宗公の七男で青葉城で生まれたという「伊達宗高公」の居城だったところで、文字通りの「伊達藩」。これも町内では誰もが知っている事実なのです。で、何が「エコ」なのかと言いますと、ご覧の通り。
通常、納豆のトレイはリサイクルできませんが、容器に張った薄いフィルムを剥がすことで、まったく手を汚さずにリサイクル可能なトレイへと変身します。ちなみにフィルムは「可燃ゴミ」でまったく問題がないそうで、こりゃすごい!
肝心の「味」については言うに及ばず。昔から「大永の納豆」を食べ慣れているというヒイキ目を抜きにしても、実に丁寧に作られている感じが伝わる、クセのない美味しい「納豆」なのです。
価格は確か130円ちょっと?スーパーで3個パックで売られているものに比べれば高いのかもしれませんが、量産して大量販売するわけではありませんし、素材も吟味されているようです。大変美味しくいただきました。