村田町 蔵の陶器市 2010

今回で10回目を数えるという「蔵の陶器市」。今年も15日、16日、17日の3日間、県南の小さな町である「村田町」で開催されました。10年前はまるで興味も無く、開催は知っていたものの行くことはしなかったのですが、ここ何年も足を運ぶようになったのは歳のせいでしょうか。

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週間天気予報を確認しつつも行くなら16日の土曜日と決めていたのですが、見事に予報は当たり、実に気持ちの良い秋晴れのなか、目の保養も兼ねながらゆっくりと散策してまいりました。

古今東西どちらの自治体でも、なんとか観光客を呼び込むイベントを開催しようと様々な知恵を絞っているのはご存知の通りで、この村田町でもしばらく前から「みちのくの小京都」や「蔵の町」などと名乗っているわけであります。実のところ村田町は私の実家のある生まれ故郷で、だからこそ少し辛口になってしまいますが、「小京都」はチト言い過ぎじゃないかと。

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今あらたにこうして町並みを眺めていると、私が育った頃のままなのです。なるほどこの町の風景は時が経てば経つほどに価値が増すものなのかもしれず、私も今の価値観で見直してみると、確かに素晴らしい建造物群です。

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これまでは隣りの芝生の色ばかりを見ていたようですが、どうやら故郷の芝生も青かったのだと気付かされます。蔵が立ち並ぶこの古い町並みに今年も70ほどの窯元が集結したようで、蔵と陶器の融合が実に情緒ある風情を一層際立たせています。先輩方や同級生がそろそろ町の要職を務める年代に差し掛かるのでしょう、こうして頑張っている姿勢に感服するのです。

古い年代の人ならご存知の、「ああ宮城県」を歌った「吉川団十郎」氏。彼の主宰する「団十郎窯」を始め、村田町にはすでに三つの窯元が置かれているようです。毎年購入する窯元から今年も皿やカップなどを手に入れ、名物の「納豆」も少し調達して、「蔵の町」を後にしました。

昨年の様子はこちらから。

村田町で16日から本日まで開催された「蔵の陶器市」。県内外から71の窯元が出展した今年は、なんとすでに9回目だそうで...