個人的に、しばらく味わっていないと恋しくなるのが「てりやき風味」。そして、手軽にその味わいを堪能できるのが「てりやきバーガー」だろうと舵を切ったのが、久々のロッテリアです。
どうやら280円の「牛鍋丼」が全店舗で始まったらしい「吉野家」を横目で見ながら、あれ?てりやき風味なら「牛鍋丼」でもいいかも?少し似たような風味で、おそらくロッテリアよりも安く上がるだろうし。いや、やっぱりダメです。すでにイメージは「てりやきバーガー」です。
てりやき♪ てりやき♪ と唱えながらカウンターに立つと、メニューには「エビマヨバーガー」の文字が堂々と。エビマヨ?うっ・・これも良さげだ。しばらく来ない間にずいぶん新しいメニューが加わっているようですが、ここは初志貫徹でまいりましょう。ついでに「からあげ」も。
山芋が練りこんであるというビーフパティはふっくらとやわらかく、「野菜たっぷり」というだけあってレタスもふんだんに重ねられています。てりやきソースがうまくマヨネーズソースと相まって、甘ったるさが残らないスッキリとした後味。「からあげ」も4個で100円はお得です。
さて、この「てりやきバーガー」は牛鍋丼より10円安い270円。今や私たち働きマンが昼食代に当てられる予算は下落を続ける一方ですが、見渡せば500円もあれば十分に食べられる選択肢が増えているのは実に有り難いことで、今日のようなパン食でもお腹は満たせるようです。
ところで、冒頭の「Yesでこたえる!」というフレーズは店内に掲げられていたポスターですが、なかなか面白い試みかもしれません。モスバーガーなどでは、バンズを強めにカリカリに焼いて欲しいと言えばその通りにしてくれ、それが実に美味しく仕上がるのです。そのような事を仮にロッテリアでも受けて立つということであれば、個人的には非常に興味深い取り組みです。
ある意味、これは現場でお客様の要望をリアルタイムで収集したいという狙いもあるのでしょう。実際に、カウンターで山芋のことを案内してくれた女性スタッフが、食後に私のところにやってきて「いかがでしたか?」と。これには正直驚きました。他の飲食店でも、お店側が一番気になるであろうこの事を聞かれたためしがありません。この面白い取り組みが、浸透してきたのでしょうか。