大盛況のうちに幕を閉じた「仙台七夕まつり」。街を彩った数多くの七夕飾りとともに、多くの見物客を楽しませてくれたのが、これまた数多くの屋台の皆さんだったのではないでしょうか。
地元のお店や祭り屋台まで、食べ物飲み物はもちろん各種お土産まで、仙台で行われるイベントとしては最大規模の屋台群が集結した様子は、見ているだけでも楽しくなってしまいます。
特に、ちびっ子たちは大喜びです。
お父さま、お母さま、七夕の吹流しは実に綺麗ですね。
などと冷静にのたまうちびっ子はいるはずもなく、まさに花より団子。あれが飲みたいだのコレが食べたいだの、もう大騒ぎであります。もちろん、それは見ていても微笑ましい光景ですし、このような日は屋台で飲み食いすることも、楽しさが倍増する祭り騒ぎの醍醐味なのでしょう。
後日お聞きした話しでは、先輩ご夫婦も最終日に七夕見物へと出掛けられたそうですが、まずご自宅で景気付けに一杯やられてから会場へと足を運び、怒涛の飲み食いでお二人ともペロンペロンになられたのだとか。しかし、それがまた実に楽しかったと口を揃えておられました。
こうして見ると、ある意味「屋台(露店)」は祭りの準主役なのかもしれません。街の風景が新しくなろうとも、私たちが子供の頃から変わらぬ屋台も多く、これがまさに「日本の夏」であり、「祭りの風物詩」なのかもしれません。
祭りが終わり、これらの屋台が一斉に撤収した月曜日の様子は実に殺風景でしたが、またいつかどこかで、この雰囲気を楽しめる日が早くやってくることを、心待ちにしているのであります。