この時期、どうしてもネタ的にはかぶってしまいますが、はやり「旬」ですからお花見ものを。
今日は仕事で市内をうろうろしていましたが、この天気でどうしても気になったのが桜の状況で、これはもう確認してくるしかないとパトロールを兼ねて東西両公園に行ってまいりました。
まずは「榴岡公園」ですが、今日の陽気でさらに花が開いたようです。ただしここ榴岡公園は桜の種類が意外に豊富で、なかにはまだまだつぼみの桜もありましたので、けっこうロングランで楽しめそうなのです。
カメラを持参して桜の花をバックに写真を撮っておられる方も多く、また一眼レフで桜そのものを狙っているカメラマンの姿も見られました。晴天でしたから、またとない絶好のシャッター日和だったのでしょうか。週末とはいえ平日ですが、意外にも人が出ていたようです。
おそらく仕事がお休みの家族連れ、またはご年配のお仲間ご一行様。学生の皆さんも多く見られました。和やかで、とてもいい雰囲気。すでに公園内部ブルーシートで花見を楽しんでおられる人たちも多く、意外や意外、なかなか空き場所が見つからないほどの状況です。
今夜の夜桜を楽しむ会社関係の「場所取り部隊」もいくつか出動しているようで、この陽射しのなか決死の覚悟で任務を遂行している様子がうかがえます。日焼け対策は大丈夫でしょうか。
さて、あまり仕事をサボっているわけにもいきませんので、「西公園」へ移動いたしましょう。「宴の前の静けさ」でも書きました通り、地下鉄工事の影響が気になるわけです。
やはり狭くなっているようです。この芝生の部分はお花見用に新設されたのかもしれません。以前は無かったような気が・・。おそらく工事の影響で花見の場所が削減されたので、代わりにここを用意したのかもしれません。う~ん・・微妙な雰囲気で、近くに桜がありません。
各種屋台はこちらも全開です。屋台の数は榴岡公園と同等か、それ以上かもしれません。中華屋さんが出店していたり、バリエーションが豊富な印象でした。屋台側には人も出ていたようです。
西公園の売りは「桟敷席」。雨が降っても風が吹いても快適なお花見をお楽しみいただける、ということのようですが、はたしてこの中に入ってしまった場合、外の桜の花はきちんと見えるのでしょうか。まぁまぁ、花より・・・ですから、そんなことは気にしないのでしょう。
しか~し、お一人様1,500円。ご予約であれば1,000円ポッキリ。どうなんでしょう、このアイディア。もちろん賛否両論なのでしょうが、たとえば4人が飛び込みで利用した場合、テーブルチャージだけで6,000円。さらに飲食代ですから、そこそこ高級なお花見になります。
そもそも雨の日に花見を決行する人は少ないでしょうし、自然の中での飲食こそが花見の醍醐味かと。しかも、この桟敷席に占有されているけっこうな面積を、シートを敷くことが出来る普通の花見場所に開放した方が、より多くの皆さんに喜ばれるような気がするのですがいかがでしょう。
事前の予想通り、西公園は地下鉄工事の影響がかなり出ている印象です。おそらく桜の木も伐採されたのか、以前に比べてどうも少ないような気がしてなりません。
今回は少々残念な印象を持った「西公園」でしたが、桟敷席や屋台のバリエーションなど大人がゆっくり楽しめる工夫が見られたように思います。ただしキャパシティが限られていますので、西公園を利用される方は「場所取り部隊」の出動か桟敷席の利用が必須条件のようです。
一方「榴岡公園」は以前のまま、何も変わっていない印象です。公園内が全面開放されていますので、家族連れはもちろん大人数のグループでも楽しめそうな環境です。ただし、良い場所を確保するには、もちろん早め早めの対応が「吉」ですのでお忘れなく。