ハザードランプを2時間点滅させてバッテリーが上がりカミさんが大激怒した時の対処法

まいった。まいりました。どれほどまいったかと言うと、相当にまいりました。実に久しぶりで体験する、かなりのすっとこどっこいぶりと言わざるを得ません。それは、今日の昼下りの情事です。

14時から所用がありました。仕事ではなくプライベート。20~30分で終わるから、その後にすぐ迎えに来るね。そう言いながら自宅を出たわけです。その後に街へ行きたいというカミさんの要望に応えるためには、遅くとも14時40分前後が常識的にはお迎えの時間と考えるべきでしょう。

先方の店先にクルマを停め、ハザードランプをカッチカッチ。久しぶりでお会いする大先輩のお話しが実に面白く、携帯電話が鳴って気付いたら時刻は16時前。ヤバい。ヤバすぎる。電話からは、まるで氷のように冷たく低い声が流れ出しました。なにやってんの。ねぇ、いったいなにやってんの。

心臓が止まりそうになるのを必死の笑顔でごまかしなら、長居してしまって申し訳ございませんと失礼し、パタパタとクルマに戻ってエンジンスタートボタンを押すと、プスンプスンと言っています。

ウソだろ。深呼吸してもう一度。プスンプスン。おい頼むよ。プスンプスン。この世の終わりです。

カミさんに電話をすると電話口で大激怒。もういい!ごもっとも。まったくおっしゃるとおりです。

まいった。まいりました。とは言え、クルマの中でうなだれている場合ではありません。緊急事態ですから、すぐに復旧へと取り掛かりました。大先輩のところに助けを求めるほどの強い勇気はなく、電話をかけたのは、自動車保険に付帯サービスとして用意されていたロードサービスであります。

16時に電話をかけて状況を説明し、先方から折り返しの電話があったのが16時15分。30分から40分で到着しますとのことでしたが、実際には道路が空いていたとのことで約20分での到着。

バッテリー上がりですね。彼はテキパキと充電器をつなぎ、ではエンジンをかけてみてくださいと。

プス・・・ブルンギュイーン!一発着火です。いやいや本当に助かりました。ありがとうございました。車検の際にバッテリーを交換しなかったことが原因かと思いましたが、エンジン始動後の電圧には大きな劣化が見られませんとのこと。原因は間違いなくハザードランプの2時間点滅ですね~と。

彼が到着してから復旧まではわずか5分もかからず。念のために1時間はエンジンを止めないでくださいね。神様に見えたサービスマンの言いつけを頭のなかで繰り返しながら、暗雲立ち込める自宅へと到着。さて、エンジンを切らずに外からドアロックをかけるには、昨今のプッシュエンジンスタート式の場合だと少し面倒なことになります。外からボタンを押してもロックがかからないわけです。

その時にはこのやり方。リモコンキーの内部に格納してあるメカニカルキーを取り出し、文字通りメカニカルにキーをロックするのです。このやり方だと電子的な制御がどうのこうのよりもメカニカルなロックアンロックが優先されるようで、エンジンをかけたままでロックアンロックが可能です。

結局のところ、そんなこんなで自宅へ戻ったのは17時前。もうカミさんの目は仁王像のようにつり上がり、真一文字に結ばれた口はまったく開く気配がありません。まいりました。マジでこわい。

バッテリー上がりに気付いてから復旧までは約40分で料金は無料。カミさん大激怒から復旧までには約240分ほどかかって料金は約6千円。お好みの韓国料理店にお連れしてマッコリを2杯ほどお飲みいただき、さぁさぁ何でも召し上がっていただければ幸いです状態。まいった。まいりました。

まったく免許を取ってから何年経ってんだよ自分。話しに夢中になってハザードランプを忘れていたのか、それとも2時間くらいは大丈夫だろうとたかをくくったのか。いずれにしても、油断した時にこそやってくるのが災難。これは神様からの警告だったのでしょう。まいりました。日々是精進。

お便り

  1. 宮古ガイド より:

    クスッ

    • ジョン万乃助 ジョン万乃助 より:

      宮古ガイドさん、ご来店ありがとうございます。

      そして笑ってお帰りいただき、ありがとうございます。
      皆さまの失笑をかうことが私の生きがいです。