ガラケーのりかえ割でauのガラケーからソフトバンクのガラケーへMNP

昨年の12月にauのスマホをガラケーに戻して通話専用とし、データ専用として新規で楽天モバイルのデータSIMを契約したことは、以前にこちらで記事にしました。

昨年の12月25日に楽天モバイルのデータSIMを新規契約し、今日で丸4ヶ月が経過しました。使い心地は上々で、さほどヘ...

あれから早くも10ヶ月。ガラケーとスマホの2台持ちとなったわずらわしさはあるものの、慣れてくればそれが当たり前の毎日になっていたわけです。しかしながら、当然のこととして気になっていたのが、デュアルSIMデュアルスタンバイ。いわゆるDSDS機の存在です。ASUSのZenFone3が加わったことによって、いよいよ選択肢が増えつつあるDSDS機の市場。私のように完全カケホーダイが必要なユーザーにとっては、大手キャリアが提供するかけ放題プランは切り捨てられないのです。

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1台のスマホに4Gと3Gの2枚のSIMを装着できるというDSDS機。4Gデータ用に楽天モバイルのSIMを入れ、3G通話用にauガラケーのSIMを入れれば完璧だ。これこそ私が求めていたカタチであり、2台持ちからも開放されるではありませんか。ところが、ここで思いがけない事実を突きつけられました。なんと、au3GのSIMは使えないとのこと。な、な~ぬ~?ウソでしょ?マジですかぁ。

どうやらauの3G電波だけが世界であまり類を見ない特殊なものらしく、今のところ各メーカーではそれに対応するDSDS機を作っていないもよう。こりゃまいった。DSDS機プランは夢と散るのか。

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それなら思い切って他社へ乗りかえか?いやいや、それだけのためにMNPするのはもったいないよ。そんな自問自答を繰り返しながら立ち寄った家電量販店で、奇妙な1枚のチラシを見せられました。

ガラケーのりかえ割。月額1,480円で、いわゆる完全カケホーダイだと。しかも機種代金はタダと。なぬなぬ?こんなのあったの?まったく知りませんでした。ショック。どう考えても安いじゃない。

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その時はいったん引き返して頭を冷やし、念のためにドコモショップにも出向いてMNP化の調べを進めた結果、やはりこのソフトバンクのキャンペーンは今の自分にピッタリだとなったのであります。

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まさか今になって新品のケータイを手にするとは思いもよらなかったわけですが、auに支払っている月々2,376円の完全カケホーダイがソフトバンクにMNPすることで月々1,479円となり、しかも今後に予想されるDSDS化に向けての準備にもなりそうだということで今回は思い切りました。auから契約解除料とMNP転出手数料がそれぞれ3,240円、さらにソフトバンク側から新規契約の事務手数料として3,240円が請求されることになりますが、月々の料金が897円下がれば1年弱で元が取れます。

▼ 本体がすご~く長い!久しぶりの折りたたみケータイは、ずいぶん長く感じるのです。

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▼ 「3G」の文字が輝くアンテナピクト。これが欲しかったわけです。

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▼ AQUOSケータイ501SH。厳密にはガラホと呼ぶらしく、充電口はmicroUSBでラッキー。

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今後のDSDS化に向けた取り組みでたまたま知ることになったガラケーのりかえ割。私は通話専用の契約なのでどの機種でも良かったわけですが、おそらく将来に購入するかもしれないDSDS機に装着することを想定し、SIMカードの大きさだけは事前に確認しました。この501SHはnanoSIMでOK。

おそらくDSDS対応機種は今後も各メーカーから発売されることが予想されます。コストパフォーマンスの良さそうなDSDS機が発売されるまでは、この3G SIMの501SHと4G SIMのhonor 6 plusを使い続け、あとは機会を見て購入するDSDS機にこれら2枚のSIMが使えることを祈るばかりです。

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およそ13年間続けたauからソフトバンクへMNPした今回。実のところ13年前は「J-PHONE」からauへと契約変更した経緯があり、ある意味ようやくまた古巣へ戻ったと言えるのかもしれません。

さて、今回のMNPでいくつか興味深いことがありましたので、ご参考までに記しておきます。

1.ソフトバンクカウンターでのMNP転入契約で現在のガラケーを確認されなかったこと。

ガラケーのりかえ割は「他社従来型ケータイからソフトバンクケータイにのりかえ(MNP)で」と記載されていますが、考えてみれば最後までauのガラケー本体を確認されませんでした。ということは、他社のスマホからソフトバンクケータイにのりかえ(MNP)でも使える可能性がありそうです。もちろん通常は有り得ないケースでしょうが、DSDS化の布石としては良い方法かもしれません。

2.auからUQmobileへのMNPだと契約解除料と新規事務手数料が0円になると案内されたこと。

MNPの予約番号を取るためにauへ電話した際、どこに乗りかえるのかといった探りを入れられるわけですが、もし格安SIMを検討されているのであれば、この電話からUQmobileへの紹介という形を取ることで、au側の契約解除料とUQ側の新規事務手数料がゼロにできると案内されました。正直なところこれには驚き。MNP転出料以外を免除するというのは、もちろんUQmobileがauの傘下だからということでしょうが、auユーザーが格安SIMを検討するにおいては実に有意義な話しになりそう。

残念ながら私はニーズが違っていたので利用しませんでしたが、ニーズが合致するauユーザーは試してみる価値がありそうです。おそらく直接にUQmobileへ交渉してはダメで、必ずauのMNP予約番号を取る際にオペレーター嬢へ切り出してみると良いでしょう。電話番号はこちらからどうぞ。

これまでありがとう。au。またよろしくね。ソフトバンク。