東北各地の盛大な祭りが本番を迎えた8月。今月いっぱいは、まだまだ夏の祭りが続く時期となりそうですが、そこでです。我が家でも便乗し、そろそろ「まつり」を開催しなければならないのではないかとなったのであります。今年の6月あたりから延期となっていた「猫のシャンプーまつり」。
飼っていらっしゃる皆さんはご存知のとおり、猫は動物臭がほとんどなく、基本的なグルーミングも自分でやってくれるといった、実に手のかからない良い子たちです。外に出さなければ汚れることもないので、シャンプーは不要という声もあるのですが、それはそれ。我が家の兄ちゃんニャンコは年齢的にも「あぶらっぺ」になりつつあり、弟ニャンコは狭い隙間に入って「かびっぺ」になりつつある状況下、やはり年に1、2回のシャンプーは我が家の恒例となった大きな「まつり」なのです。
2匹の猫をシャンプーするというのは想像以上の重労働。もちろん彼らにとっても重労働に違いありませんので、それはお互い様です。しかし、いつまでも「あぶらっぺ」と「かびっぺ」のお笑いコンビで夏を越すわけにもいきません。ここは覚悟を決めていただきましょう。私たちも覚悟しました。
▼ うちではいつもコレ。ライオン社の「クイックアンドリッチ トリートメントインシャンプー」。早い!安い!無香料!まったく問題なく、使い心地も上々。
▼ シャンプーを直接使うとすすぎに難が出るので、必ず別容器で泡立ててから。
▼ まず一番手で踊るのは、兄ちゃんニャンコのビータくん。にゃんだこれ。ずぶ濡れだにゃー。
▼ ふだんはまず鳴かない彼も、みゃーみゃーと大騒ぎ。とは言え、おそらく猫のなかではとても楽にシャンプーさせてくれるタイプで、暴れることもしません。あんた、毛が濡れても太ってるやん。
▼ 外で待ち受けるのはドライ担当のカミさん。大判のドライタオル&扇風機&ドライヤーで水気を取りますが、ドライヤーの音がイヤで逃げ出したいにゃーの図。あれれ?通行人が盗み見してる!
▼ やべ。にゃんかやってるにゃ。ぜったいヤバそうだにゃ、ここ。息を殺して盗み見する通行人。
▼ ふっふっふ。ようこそ、シャンプーまつり会場へ。二番手で踊るのはキミかい?
▼ シャワーですすぎの最中に厚さ6cmほどのフチに乗っかってみせるなど、逃げ方がハンパない弟ニャンコのコロンくん。無駄な抵抗はやめなさい。これで、かびっぺも卒業だ。
▼ まいったにゃー。もうかんべんしてにゃ。しっぽがゴボウとモズクみたいになったにゃー。
▼ ふぅ・・・。今日は少しちゅかれたにゃ。
というわけで、大盛況のうちに幕を閉じた「猫のシャンプーまつり」。ある程度のドライ作業を施した後は、各自のグルーミングにまかせて自然乾燥を待ちますが、乾くにつれて隙を見ながらブラッシングをしていかないと、一部の毛が固まったままとなってしまうので少し大変なのです。
長毛種なりの苦労と言えばそうなのかもしれませんが、翌日以降のふわふわもふもふを見られると思えばお安い御用。おそらくもっとも大変だったのは彼らですが、だからと言ってその後も風呂場を避ける様子もなく、シャンプーがキライなんだか好きなんだか。次回の開催は、キミたち次第だにゃ。