とっとこビー太郎 猫のほっかむり

とっとこ!とくれば普通は「ハム太郎」なのでしょうが、私は子どもの頃からずっと「鳥」のことだと思っていました。ですから、「とっとこハム太郎」がハムスターだと知った時には不思議でなりませんでしたが、そのことを誰にも言えなかったわけです。「とっとこ」は鳥のことだということを。

正確には「とっとご」です。例えば、鳥の餌は「とっとごのえさ」。鳥かごは「とっとごのかご」といった具合ですが、仙台出身のカミさんは「とっとこ」を知らないと言う始末。え?マジでですか?

とっとこはとっとごです。スズメだろうがハトだろうがニワトリだろうが、鳥のことを総称して「とっとこ」ですから実に便利。しかしながら、これはごく狭い地域の方言なのかもしれず、「ねばす」と同様に標準語だと思っていた私は少しショックですが、まぁいいでしょう。今後もとっとこで。

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新たな家族として我が家に「とっとこ」が加わりました。機会を見ては以前から探していた「猫のほっかむり」をかぶった長男坊のビータくん。もはや、どう見ても完全にとっとこ化しているのです。

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きっかけは、カミさんがどこかのガチャガチャで「猫のほっかむり」を見たと言い出したことです。

へ~。300円?面白そうだねそれ。それ以来、お互いにそのガチャガチャを探していたのですが、残念ながら見つからず。その後に目にしたのはペットショップでしたが、お値段はなんと980円なり。

リスクあるね。これまでも猫用のオモチャやハウスを買ってはフラれる確率が高く、ましてや「かぶりもの」は相当にリスクが高いと言わざるを得ません。装着もできずにポイされる可能性もあり、それに千円を出すのは少しの勇気と勢いが必要でしょう。ガチャガチャの300円ならダメ元だけどね。

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そんなこんなで「猫のほっかむり」を諦めかけていた先週、LINEでカミさんから届いた数枚の写真。

ちょうど私は仙台空港でタイガーエア台湾の搭乗手続きの列に真顔で並んでいたわけですが、スマホを開いてこれらが表示された瞬間に、思わず吹き出してしまいました。おそらく周りは驚いたはず。

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何と言っても、本人がその気になっているところがスゴいわけです。完全にほっかむっています。これはどう見ても「とっとこ」でしょう。さも生まれた時からこうだったという雰囲気が出ています。

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おかげで、真顔から急に吹き出した私は周りから少し注目を浴びることになったのですが、後でカミさんに電話してこの偉業を褒め称えたところ、たまたまカインズホームのペットコーナーでこれを発見し、680円だったので少しの勇気を出して買ってみたのだと。お見事!グッジョブ!素晴らしい!

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ちなみに次男坊にもほっかむらせてみたところ、こっちは3秒しか持たなかったとのこと。そりゃそうです。それが普通です。しかしながら、念願だった猫のほっかむり姿を見せてくれた「とっとこ」のビータくんには感謝。これらはカミさんが自分のHuawei P9で撮ったとのことですが、彼の機嫌を見て今度は一眼レフで狙ってみようかと思います。できれば私も同じほっかむりのツーショットを。