東平安名崎の手動販売BOX

今年の宮古島旅行はシュノーケリングざんまいでした。「ざんまい」とは言え、お互いにまだまだ初心者で、しかも歳も歳です。せいぜい1日に2~3時間が体力的にもちょうど良いあんばい。さらには幸か不幸か滞在期間の日中が干潮と重なり、ゆっくりと楽しみながらの練習になりました。

▼ 6月3日午前10時前のイムギャーマリンガーデン。これからまだまだ潮が引くことに。

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▼ とは言え、もちろんシュノーケリングは可能。

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▼ 湾の外に位置する南外洋側は実にきれい。

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さて、シュノーケリングの合間に目の保養で訪れた東平安名崎。ここで面白いものに出会いました。

公園内でソフトクリームなどを移動販売されていたお兄さん。喉の渇きを潤しながら、彼から教えていただいたのは、東平安名崎の根元のところから東側へ入るビュースポット。ここは初めてです。

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なるほど。ふだんは東平安名崎の灯台に上って先端側から陸側を見渡すわけですが、この場所は東平安名崎の根元から岬を見渡すようになっているわけです。しかも、なにやら団体様の写真撮影も出来そうな長いベンチも置かれていることから、景観の名所の一つとなっているのでしょう。干潮のピークと雲が重なり、海の色はもう一歩でしたが、そこで出会ったのがコレ。その名も、手動販売BOX。

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道端に設置された野菜の無人販売はたまに目にしますが、観光名所で飲料の無人販売は初めてです。

あくまでも「手動販売」ですから、隣りに置かれたミニチュアお宅の煙突から100円を入れても、フタが自動で開いて飲み物が勝手に出てくるわけではありません。さらには、「おつりのご用はおしらせ下さい」との記載はあれど、周りには人っ子一人おらず、もちろん連絡先も何もありません。

これこそが信用販売。2リットルのペットボトル氷を2基も搭載した冷却システムを備える手動販売BOXは、どう考えても手間がかかることから、まったく商売にはならないのかもしれません。

しかしながら、宮古島はあちこちで喉が渇くことは間違いなく、それを想定した観光客向けの「おもてなし」なのでしょう。実際に、私がここで手動購入した缶入りさんぴん茶も命の水となりました。この手動販売BOXが、今後も安全で安定的に、末永く運営されることを願ってやみません。

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