仙台市内では桜吹雪が風に舞うようになった先日の日曜日。久しぶりに山形市内へお邪魔してみることにしました。目的は二つ。一つは霞城公園の桜を楽しむこと。そしてもう一つはどんどん焼き。
私としては、鉄板の組み合わせとも言えるこの二つを是非とも実現したかったのであります。
天気予報では「晴れ」のはずだったのに、昼頃には雲が広がってきた仙台を後にして一路山形へ。
きっと日頃の行いが良いはずだから、笹谷峠を越えれば晴れているに違いないと期待したのですが、山形市内の上空も仙台とまったく同じ曇り空。まぁいいじゃないの~。あったかいんだからぁ~。
というわけで、昨年の東北六魂祭以来となった霞城公園。ご存知の通り、全国有数の規模を持つ平城だった山形城の城址ということで、ここではお堀や見事な石垣をバックにした桜を楽しむことができます。個人的にはとても好きなこの風景。日曜日ということもあり、多くの人が訪れていました。
さてさて、はらーへったー。どんどん焼き、行きますか!霞城公園の駐車場からいったんクルマを出し、向かった先は「どんべい」。東北六魂祭で訪れた際は混雑のために泣く泣く諦め、いつかはリベンジを!と心に誓っていたお店。あれからずいぶん経ってしまいましたが、ようやく実現しました。
はたして美味しかったのかどうか。もうこれは写真をご覧いただいた通り。楕円形に焼いた生地に、魚肉ソーセージや海苔、紅しょうがなどを乗せ、割り箸でくるくると巻いて仕上げられるどんどん焼き。目の前に出される時に割り箸は抜いてあるわけですが、この完璧な容姿がなんとも言えません。
意外にもずっしりと重く、もっちりとした食感。出汁が香る生地に、甘めのソースとマヨネーズ、そして紅しょうがのコラボレーションは、おそらく誰が食べても美味しくないはずがありません。
これを200円で食べることができる幸せ感。カミさんが食べた「どんべい焼き」でさえも350円。
数年前のゴールデンウィーク中に仙山線で訪れた際には桜がすっかり散った後でしたが、今回は満開ギリギリに間に合ったようです。太陽が出ていればもっと色が映えたのでしょうが、そればかりは致し方ありません。それよりも、念願だったどんどん焼きを食べられたことがなによりも幸せでした。
美味しい蕎麦と温泉。山形で味わうことができるものにどんどん焼きも加わることになりそうです。