朝7時。スマホから流れるアラームの音楽は、小曽根真の「ジェントル・ドリーム」。優しく奏でる電子ピアノのイントロが始まると、本編のピアノが入る直前でいつも目を覚まします。
しかし、まぶたはとても重い。まるで接着剤が塗ってあるかのように。
さぁ、どうする?自分。目を閉じたまま考えますが、このまま考え続けると、おそらく2時間は経つでしょう。さぁ起きろ。青葉神社へ行くぞ。
昨日から開催された「仙台青葉まつり」。以前から見たいと思っていながら、なかなか機会がなかった青葉神社からの神輿渡御。いわゆる「おみこし」の出陣式で、スケジュールを確認すると午前9時20分となっています。昨日は夕方から宵まつりを見物に街ナカへ行き、数時間の夜遊び後に帰宅してから写真の整理やら何やらで寝たのは午前2時。5時間も寝られれば十分とアラームをセット。
今回は、自宅から青葉神社まで歩いて行ってみようという作戦。大丈夫なのでしょうか。せっかくなので神輿渡御をしばらく追いかけたかったからです。たしか青葉神社の前にセブンイレブンがありますが、そこにクルマを置いたままというのもマナー違反。しかも置けない可能性もありそうです。
グーグルマップで距離と時間を確認すると、4km弱で40分とあります。よし、歩こう。少しはダイエットになるかもしれない。昨日の肌寒さとは打って変わり、今日は絶好の祭り日和。そう思いながら自宅を出たのが8時35分。途中で少し後悔しかかりましたが、着いてみたら意外にも足腰は無事。
「仙台青葉まつり」のスタートとも言える青葉神社からの神輿渡御。今でも少しだけ昭和の雰囲気が残る通町から、二日町や国分町を貫く南方面への一直線。重要な儀式とも言えるこの神輿渡御だけを見ると、賑やか青葉まつりのイメージとはまた違う雰囲気を感じるのです。街ナカの喧騒をよそに町内で響き渡る大太鼓の音。この皆さんが足袋で歩く距離は、10kmどころではないでしょう。
「仙台青葉まつり」が現在の在り方になってから30回目だという今年の開催。記事の順番は逆になってしまいましたが、昨夜の宵まつりや今日の本まつりの様子は明日以降にお伝えしようと思います。今日はおそらく、往復10kmの徒歩を決行。歩くのも実に楽しいことだと気付かされました。